9月30日(日) オペラシティ コンサートホール

【東京アカデミー合唱団 第64回定期演奏会】

 

メンデルスゾーン/オラトリオ 『エリヤ』

 

秋山和慶(指揮、東京アカデミー合唱団音楽監督)

半田美和子、本宮廉子(ソプラノ)

谷地畝晶子、三津山和代(アルト)

松原 友、小貫岩夫(テノール)

キュウ・ウォン・ハン、狩野賢一(バス)

野沢晴海*(ボーイソプラノ) *NHK東京児童合唱団

萩野由美子(オルガン)

東京シティ・フィルハーモニック

東京アカデミー合唱団(合唱指揮:安藤 敬)

 

 

 

 

半田美和子(ソプラノ)/寡婦、天使

 

 

 

谷地畝晶子(アルト)/天使、イゼベル

 

 

 

松原 友(テノール)/オバデヤ、アバブ

 

 

 

キュウ・ウォン・ハン(バス)/エリヤ

 

 

 

生で聴く 「エリヤ」 は、本当に感動する

 

第2部後半は涙々の連続

 

第1部、異教徒の預言者に打ち勝ったエリヤは、干ばつで乾いた大地に雨を降らせる

 

第2部、命を狙われたエリヤは山へと逃れるが、憔悴し、もう殺してくれと懇願する

 

天使の導きによって再び山を下り、後継者が見守る中、火の馬車に乗って昇天する

 

キュウ・ウォン・ハン(エリヤ)は素晴らしかった

 

最終盤(第37曲)の独唱、“山々は移り、丘はくずれるとも” は、今日一番の感動

 

第32曲、女声三重唱 “山に向かって目を上げよ” (半田、本宮、谷内畝)

 

第35曲、女声四重唱と合唱 (半田、本宮、谷内畝、三津山)

 

第41曲、四重唱 (本宮、三津山、小貫、狩野) なども、泣きどころ

 

全曲のクライマックス、第2部終曲の合唱 “かくて御身の光暁の如く” で、感涙

 

その中で、第2ソプラノの本宮廉子が、穏やかな澄んだ声で、とても良かった

 

合唱はかなりの大人数でホールを圧倒 (35/33/25/29)

 

良く練習されていて、素晴らしい合唱だった

 

アルトパートは、突出する人が数人いて、改善の余地があると思う

 

オーケストラは精度の良くない箇所もあったが、概ね好演

 

金管、それにオーボエが良かった


コンサートマスターは戸澤哲夫

 

第1部 75分、休憩 20分、第2部 70分 (合計 165分)

 

16時開演で、終演は18時50分頃

 

合唱関係者が大半とはいえ、台風接近の中、会場はかなり埋まっていた