7月13日(金) オペラシティ コンサートホール

【第317回 定期演奏会】

 

飯守泰次郎(指揮)

橋爪ゆか(ソプラノ)*

増田弥生(メゾ・ソプラノ)*

与儀 巧(テノール)*

清水那由太(バス)*

東京シティ・フィル・コーア (合唱指揮:藤丸崇浩)

東京シティ・フィルハーモニック

 

ブラームス/ネーニエ(悲歌) 作品82

ブルックナー/ミサ曲第3番 ヘ短調 WAB.28 *

 

 

橋爪ゆか

 

増田弥生

 

与儀 巧

 

清水那由太

 

飯守泰次郎

 

 

今日の選曲はオーケストラの定期というより、合唱団の定期の様


その合唱は素晴らしい内容


飯守先生のオフィシャルHPを見ると、相当入念に準備したとのこと


ネーニエは合唱が美しく、しばしば目頭が熱く・・


一方、オーケストラはやや散漫な印象


冒頭から木管がどうもしっくり来ない


クラリネット首席の山口真由が降り番


代わりの奏者(照沼夢輝/日フィル)の音色が硬くて、上手く溶け込まない


ブルックナーは、(いつもながら)エンジンのかかりが遅い


しかし、第3楽章以降は怒濤の如く音楽が押し寄せる


テノール(与儀巧)の独唱が素晴らしかった


弦楽器群の合奏は腰が重く、ドイツ的


金管はまあまあ良い音で、オルガン的な響きを形成


トロンボーンのコラールは、もうちょっとなんとかならないかと思った


演奏後は、やはり合唱団への賛辞が大きく、最後の一人が捌けるまで拍手は止まず


60分超の大曲、合唱団はほぼ全員暗譜(数人楽譜を持っていた)


合唱指揮の藤丸崇浩は、指導者としてはかなり厳しいと聞く


カーテンコールのステージ上では、一際拍手が大きかった


ブルオタでも、よほどの人でなければ聴きに来そうにないプログラム


にもかかわらず、客席の入りが良かった


飯守先生が振るときのシティ・フィルは、やっぱり特別