7月23日 ミューザ川崎 シンフォニーホール
【フェスタサマーミューザ 2017】
オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮:井上道義
オルガン:ティエリー・エシュケス*
チェロ:ルドヴィート・カンタ**
与えられたテーマによる即興演奏*
シューベルト/交響曲第7番 ロ短調 『未完成』
サン=サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調**
エシュケス/オルガン協奏曲*
今年もミューザの季節がやって来ました
昨日の開幕はパスして、今日から8/11まで、8公演を鑑賞します
今日は特別参加のOEK
金沢→那須野が原→松本→川崎と同一プロで4公演目とのこと
その割りに、前半はアンサンプルが悪くてちょっと辛かった
たまに良い響きがするな、と思っても続きません
特に管楽器は音程の怪しい場面も...
内容的にも、未完成などもう少し鋭角的にやるかと思いきや、温くて拍子抜け
後半は楽しかった!
エシュケスの新作は、緩-急-緩-急の4楽章構成で演奏時間は約40分
長い曲を飽きさせない作曲の才には感心
中身は、70年代の複雑なプログレッシブ・ロックをオケ版に編曲したみたいです
オルガンとオケがいっしょくたになったインプロヴィゼーションの様にも聴こえます
クラシックっぽさが薄くて、むしろ一般聴衆受けしそう
実際、演奏後の拍手、ブラボーは気持ちの良いものでした
第4楽章だけ取って3管編成に拡大し、大爆音でやったら面白そう
ところで、夏のフェスタの客層にはマナーは期待してませんが、今日は違いました
パンフ(OEK公演のパンフを配布)を演奏中に広げる人は皆無に近く、物を落とす音もなし
オーケストラが全員でお辞儀して捌けるまで、席を立つ人もほとんどいませんでした