7月21日 オペラシティ コンサートホール
【東京フィルハーモニー交響楽団 第111回 オペラシティ定期シリーズ】※完売


指揮:チョン・ミョンフン
ソプラノ:安井陽子
メゾソプラノ:山下牧子
合唱:新国立劇場合唱団

マーラー/交響曲第2番 ハ短調 『復活』

 
東フィル渾身の演奏に、ちょっと感動
 
復活といえば、最高の聴き所は “原光” (第4楽章)
 
人の声ってのは、いけません
 
山下さんの歌唱は素晴らしく、思わずポロリ...
 
気張った感じがなくて、すっと耳に入ってきます
 
オーケストラは弦楽器の熱量が高い
 
ごしごし音が聴こえてきそうなくらい
 
ヴィオラトップ須田さんなんかは凄い勢い
 
東フィルの金管は抜群に上手い訳でもないですが、迷いがないのがいい
 
スカっと吹いてくれますね
 
合唱はステージの雛壇ではなくP席に
 
女性と男性が2、3人ずつ交互に並ぶのは初めて見ました
 
個々の技量が高くないとこの並びはできませんね
 
肝心のミョンフンの音楽づくりはどうだったか...
 
全曲を通して最終場面に頂点を築く、スマートな設計は流石
 
その分、第3楽章あたりまでは、スイスイ進んでしまう印象も否めません
 
苦悩だの情熱だの、情緒的なものを音楽に持ち込まないのは、この指揮者の美学
 
第5楽章のソプラノ独唱、合唱、二重唱からクライマックスでは、涙ポロポロしてしまった
 
会場はスタンディングオベーション
 
カーテンコールはしつこくならずに、さっとオケを捌けさせるのもミョンフンの美学

コンマスは三浦さん
 
合唱は最初から入場
 
ソリストは第3楽章途中でさっと入り、第4楽章へアタッカで
 
収録のマイクが立ってました
 
マイクがあると、ブラボーしたがる輩がいるのは毎度のこと
 
自席は5列(3列目)の右 
 
9月のサントリーホールは2階で聴きます