7月22日 オペラシティ コンサートホール
【東京シティ・フィルハーモニック 第308回定期演奏会】

指揮:藤岡幸夫
ヴァイオリン:木嶋真優*

パーセル (ブリテン編)/シャコンヌ ト短調
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調*
エルガー/交響曲第1番 変イ長調


昨夜はちょっと飲み過ぎ

午前中、頭は痛いし吐き気はするし...

やめときゃいいのに、でも金曜の晩ってしこたま飲みたくなっちゃうんですよね

お昼を食べて落ち着いたところで、オペラシティへゴー!

例によって、気合い入り過ぎで開場15分も前に到着 (T_T)


♪ プレコンサート

弦楽五重奏で、エルガー/弦セレ 第3楽章、葉加瀬太郎/アナザー・スカイ

どちらも美しい曲・演奏でじ~んと来てしまった (←早すぎ)


♪ パーセル/シャコンヌ

いつもより弦の音色が明るめ?、指揮者のせい?

曲自体はあんまり頭に入ってこず (理由は後述)


♪ 木嶋さんのショスタコ

こりゃぁ、凄かった! もう一回聴きたい!

音がでかい、力強い、しかし演奏自体は “知的”

まさに、クール・ビューティー

緊張感とか繊細さとかはそれほど頓着してない印象

第3楽章は涙出た

超大なカデンツァも良かった

第4楽章の終盤は滅茶苦茶巧くて、圧倒的

演奏終わった瞬間、会場のあちこちから “すげぇー” という声が聞こえました

オーケストラの仕上がりもかなりのもの

木嶋さんとコンマス戸澤さんの合わせが抜群で、オケ全体も一糸乱れず

ショスタコらしい響きも良く出ていました


♪ エルガー

第1楽章、雄大な第1主題、いきなり冒頭から吹っ切れた演奏です

後半は藤岡節全開で豪快にうねりまくり

第2楽章は爆発的!

この楽章、エルガーの指示は “炎のように” だそうです

第3楽章は滅茶苦茶美しくて、またまた涙出た...

第4楽章、ここでも藤岡節全開

盛り上ること盛り上ること!

第1楽章冒頭主題が輝かしく回帰するあたりは、もうボロボロ泣き

いやぁー、感動しました


オーケストラは充実

弦楽器はいつもの通り盤石

ヴィオラトップにゲスト (後ろの席の人が、元N響の奏者だと言ってました)

第3楽章終盤、ピアニシモでのトランペットソロ 

巧かったなぁ (今回も首席女史の入団告知なし)

ファゴットソロはじめ木管群も大活躍

トランペット、トロンボーンは響きが立体的

オペラシティで演奏し慣れてるってこともありますかね

ホルンも健闘はしてたけど... やっぱしここは弱点

首席奏者のオーディションやればいいのに、と思う

プレコンを弾いたメンバーが、エルガーでは最終プルトへ

第1楽章終盤、スコアの指示でヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの最終プルトだけが旋律を奏します

今日のプレコンはそういう意味で、なかなか気の利いたことをやりましたね

藤岡さん、演奏終了後、指揮台を降りると同時に「いやぁー、終わったぁー!」

ほんと、正直な人です

やっぱこの指揮者好きだわぁ

今日は右隣が演奏中にパンフをめくる人、左隣は貧乏ゆすり

全くいろんな人がいるものです

16時15分終演、ちょっと長め

客員首席チェロで先月入団したばかりの大友肇さんも乗り番でした