6月13日(土) 東京芸術劇場
東京都交響楽団 定期演奏会Aシリーズ
指揮&ヴァイオリン*:ペッカ・クーシスト
(都響アーティスト・イン・レジデンス就任記念)
オウティ・タルキアイネン/生命の激流(2023)[日本初演]
ハイドン/交響曲第45番 嬰ヘ短調『告別』*
ラウタヴァーラ/交響曲第7番『光の天使』(1995)
都響のAシリーズは東京文化会館から芸術劇場に移って、毎回土曜の昼になった
今季2回目は2028年からの首席指揮者就任が決まっている、ペッカ・クーシスト
お披露目公演と言ってもいい内容で、同郷の作曲家を軸にしたプログラム
1曲目のタルキアイネンの作は“ファーガソン反射”を描いたもの
と、作曲家本人がプログラムに寄稿している
そんなのは読む前に曲を聴いてしまったが、まあ後から言われても?、が正直な感想
ハイドンはクーシストの弾き振り
最後に一人(と2nd.Vの一人)がステージに残るという、この選曲
ソリストがいかにも選びそうだよね(目立つもんね)と、思ったりした
メインに据えた、ラウタヴァーラの『光の天使』
生成AIがせっせと集めた無駄な情報、
ネットに流れる知った風な解説や評論で使われる言葉の寄せ集めによると、
「フィンランドの作曲家らしい、あの神秘的で透明感のある、
どこか包み込まれるような美しい響きが本当に魅力的な名曲」
「オーケストラ全体がキラキラとした光の粒子に包まれるような、
本当に神秘的で美しいサウンドが広がる名曲」
ばからしい
第1楽章は主題の分からないもやっとした感じ、あえて言えばシベリウスの7番みたい
第2楽章はやや激しい曲調
切れ目なく続く、第3楽章は弦楽器を中心に緊張感のある和音が保たれる
しかし客席は舟をこぐ方多数(午後のこの時間、気持ちよくなって仕方ないよね)
第4楽章はシベリウスとニールセンを足したみたいな感じで、そこそこ盛り上って終わる
音楽は“光”や“天使”を音で描写しているわけではない、と思う
後でプログラムを見ると第3楽章と第4楽章の後半は、本人の旧作からの転用とのこと
選曲は良かったと思う
ただ、演奏は良かったとは思わない
少なくとも生成AIの言う、
“神秘的で透明感のある響き” “キラキラとした光の粒子” なんてものは聞かれなかった
演奏後のクーシスト、2回目に袖から出て来るといきなり客席に降りて来て、
作曲家(は亡くなってるし)?、誰?
と思ったら、聴衆と一緒にオーケストラに拍手を送るという、洒落た振る舞い
いい人みたい
次回、7月はフィンランド指揮者界の大先輩?、スザンナ・マルッキが登場
JRの駅構内は階段が多くて大変、今日も疲れた(術後108日)