『人間の業』(百田尚樹著)を読みました。
百田さんが会員向けに配信したメルマガからピックアップしてまとめた本で、
2年ぐらい前の出版だったと思います。

「わかっちゃいるけどやめられない」

そんな人間達の笑える言動(笑えずに腹立たしいものもありますが)が紹介されていて、
とても面白かったです。
例えば、サウジアラビアの「美ラクダ」コンテストは、
優勝賞金が75億円のため、一獲千金狙いでラクダの整形が横行している話とか、
ひったくり事件が発生したので、警官が路上で職務質問をかけていたら、
一人の男性が「知らん知らん」とまともに答えず逃げた。
これで事件解決は遠のいた…と思われたが、その日の夜、
「昼間、職務質問を受けたが、あれは一体なんだ!」
と、警察署に一本のクレーム電話が入る。
丁寧に応対して最後に名前を聞いたら、気分を良くしたクレーマーが本名を名乗り、
すぐに警察が急行して逮捕に至った話など。
一話一話が短文なので、区切りがつきやすく、
眠る前に読むのにちょうどいい本でした。


  ※ ”ヴェンキ”のチョコレート。
    わかっちゃいるけど、やめられない。