とあるお蕎麦屋さんで、天ざるを食べ終わり、
「蕎麦湯は無さそうやし、そろそろ出よか」
となった時、蕎麦屋のご主人が「蕎麦湯、出そか?」と声を掛けてきました。
美味しい付けつゆがたっぷり残っていて心残りだったので、
「ぜひとも」
と、ありがたくいただいたわけですが、
蕎麦湯をすぐに出さなかった理由をご主人が語ってくれたことには、
「昔、蕎麦と一緒に蕎麦湯を出したら、知ったかぶりした大学生ぐらいの客が、
蕎麦湯をびゃ~っと蕎麦にかけおったんや。それから先に出すのやめてん」。
若気の至り、オモロイ。
「たぶん、私もその年頃だったら蕎麦湯の扱いに困惑していただろうな」
と思いました。
※ ゛御座候”。昔はクリームが大好きでしたが、最近はもっぱら粒あん。