2009/11/24放送(NHK)
◆番組内容
「この男に任せれば、なぜか店に人が集まりモノが売れる」と、今、日本だけでなく世界各国から店舗のデザイン依頼が殺到する片山正通。一見華やかな仕事だが、その現場は地味な作業の反復だ。紙を前に描いては消しを繰り返し、ひたすら客の心理になり考え抜く。2009年、世界最大のスポーツ用品メーカーのショップデザインという仕事に挑んだ片山。試行錯誤の末、出した答えとは? 旬のデザイナーの知られざる現場に密着する。(NHKホームページより)
◆仕事の流儀(括弧は片山さんの言葉)
<デザインを通して目指す店>
”なぜか入ってしまい、いつの間にか店内をめぐってしまう店”
<アイデアを練るとき>
”客の目線に、なりきる”
→「僕が客だったらどう思うかなってすっごい客観的に考える。」
”依頼者(クライアント)の思いを形にする”
→「なんとなく商品を作ってるってことはない。思いがあってやっている。それに対して表情を付けたりとか輝かせてあげたりとか、僕らがやらないといけない一番重要なことなんですよね。」
”自信がないから、考え続ける”
→「かわいそうなくらい自信がないんですよ、自分に。たぶん死ぬまで自信ないんじゃないかなぁ。それは本当にそう思う。」
”選ばれた者の責任”
→「僕はデザインをしてお渡しして終わりですけど、そこから受けて彼ら(クライアント)が運営していくわけで、その先には消費者がいて、その人たちにも伝わらないといけない。少なくとも、僕の中ではベストを尽くして持っていかないといけない。」
<プロフェッショナルとは>
「自分のやっていることに対していかに楽しめているか、だと思う。やっている人が一番楽しんでいて、それが人に伝わっていくものだと思う。」
◆コメント
世界各国からオファーが来る片山さんですが、仕事をサクサクこなしていると思いきや、図面を描いては消して描いては消しての繰り返し。
その過程で図面をブラッシュアップさせ、これだ!と思える最終形まで持っていく一連のシーンがとても印象的でした。
フロアの設計図を受け取った時は壁と柱があるくらいの図面なわけで、そこから実際の空間を創りだしていくデザイナーという仕事はクリエイティブですよね。
正解のない仕事ですから、答えを出すまで悩み続けるのも当然といえば当然だと思います。
それでも最後にはクライアントの期待に応えるものを創りだせるところに片山さんの凄さがあると思います。
片山さんがデザインした原宿のナイキに行ってみようと思います。行って、どんな考えのもとにデザインされているのか実際に見てみたいですね。
◆用語
ゾーニング…売り場の形を決め、棚や商品などを配置し、店の骨格をつくる作業
動線…人の流れ。どうすれば客を店の奥まで入ってもらい、少しでも長く店の中にいてもらうかを考える
参考URL
Wonderwall / ワンダーウォール 公式ウェブサイト