「私の使命は人生の基本である霊的原理に関心を向けさせることです。人間はどうでもよいことにこだわり過ぎるように思います。」

 シルバーバーチへの質問にはイエス・キリストに関するものが本当に多くて辟易とすることがあります。当時の人(主にイギリス人)にとってキリスト教は潜在意識化していて、キリストに対する関心がとりわけ強かったことが伺えます。その点、日本人は既成宗教へのこだわりが少ない分霊的真理にフラットに向き合えるかもしれません。

 いずれにしろ大事なことは、一番肝心なことから目を離さないことです。

「肝心なことに関心を向けなさい。あなたは今あなたなりの役割ーーー人を助け霊性を開発し悟りを深めるためのチャンスを提供してくれる、この地上という生活の場に来ていらっしゃるのです。(中略)大切なのは日常生活での身の処し方です。あなたなりの最善を尽くせばよいのです。それによって大霊とのより大きい調和が得られます。それは晴れやかさ、静けさ、安らぎ、自信という形をとります。神の心をわが心としようと心がける者すべてに必ず訪れるものです。」(「シルバーバーチの霊訓10」10章)