それは、せっかく地上世界に生まれた以上、その目的をしっかり達成しなくてはならないからです。

「人間は肉体をたずさえた霊であって霊をたずさえた肉体ではないということです。」しかし、目覚めなければこのことに気づきません。自分は鏡に映るこの身体だけのもの、何某という名前の、年齢はいくつの男性なり女性であると思っていて、霊というような、そんなものがあるかどうかなんてわからない。しかし、これでは地上人生で十分に学ぶことができないのです。

「改めて申し上げるまでもなく、地上へ誕生してくる目的は各自の魂の成長と開発と発達を促進するような体験を積み、肉体の死後に待ち受ける次の段階の生活にふさわしい進化を遂げることです。」

「地上は幼稚園であり、霊界は大人の学校です。今この地上においてあなたは教訓を正しく身につけ、精神を培い、霊性を鍛えて、神からいただいた才能を(心霊治療その他の分野で)人のために使用できるまで発達させることを心がけるべきです。」(「シルバーバーチの霊訓10」3章)

 自分という存在の主体は霊であると速やかに気づいて、その成長のための学びに取り組むのです。