「われわれが有り難く思うべきことは、地上的なものが提供してくれるいかなるものにも優る、物質の領域を超えた、より大きくより美しい生命の世界を垣間見ることを可能にしてくれる霊的知識を手にしていることです。その世界には、地上に豊かな恩恵をもたらす霊力の道具としての人間を援助し鼓舞し活用することを唯一の望みとしている、進化せる高級霊が存在することをわれわれは、信仰ではなく事実として認識しております。」

 私たち一人一人に、目には見えないけれど、とても頼りになる先輩たちが常に一緒にいてくれて、何か事があれば守り導こうとしています。それは信仰の話ではなく事実そうだというのです。私一人のためにアベンジャーズが待機してくれているようなものです。非常に頼もしいのです。しかし、彼らはそんな援助と同時に私たちがもしこうしてくれたらもっと援助ができるのに、という思いをもっています。霊力の道具となって地上を豊かにする働きに参加することです。

「あなた方は霊力を活用する立場にあります。私も同じです。そして必要とあれば私は、こうして私たちがあなた方のために尽力しているように、あなた方が他人のために自分を役立てるための霊力を、さらに余分に引き出すこともできます。」

 霊の道具として、世の助け人の助けと務めることが、ますます自分を助けることにもつながるのです。

(「シルバーバーチの霊訓10」1章)