霊訓に、「人類は今まさに破滅の一歩手前まで来ている」と書かれてあるその直後に、「すぐそこまで来ている新しい地球の夜明け」と書いてあって、いったいどっちに転ぶのかと思うのですが、よりよい未来に向かうためには、結局ひとりひとりの考え、価値観が大事になってくるのではないかと思います。

 一人ひとりの考えが、政治家を選び、国会を動かし、戦争するのか(戦争の準備をするのか)話し合いを続けて独裁者の退場まで待つのか、までつながるからです。

 日本語で書いていることがどうか戦争を引き起こしている遠い国や、戦争準備に取りかかろうとしているもっと近い国々の人々の価値観に染み込むようにと願いながら真理について発信続けることは、個人の趣味の延長ではあっても同時に善行ともなるのではないでしょうか。

 一人でも多くの人に真理がしみこむように、霊的援助をお願いします。

「物質界全体を不満の暗雲が覆っています。その暗雲を払いのけ、温かい陽光の射す日が来るか来ないかは、人間の自由意志一つに掛かっているのです。

 一個の人間が他の人間を救おうと努力するとき、その背後には数多くの霊が群がってこれを援助し、その気高い心を何倍にもふくらませようと努めます。善行の努力は絶対に無駄にはされません。奉仕の精神も決して無駄に終わることはありません。誰かが先頭に立って藪を切り開き、あとに続くものが少しでも楽に通れるようにしてやらないといけません。やがてそこに道ができあがり、通れば通るほど平坦になっていくことでしょう。」

(「シルバーバーチの霊訓9」1章)