今日はスマホを家に忘れてしまい、更新がこんな時間になってしまいました。

 シルバーバーチの霊訓も第9巻に入りました。ここには高級霊が私たち人類に望んでいることが書かれています。

「私どもは決して真実から外れたことは申しません。品位を汚すようなことも申しません。また人間の名誉を傷つけるようなことも申しません。私たちの願いは地上の人間に生きる喜びを与え、地上生活の意義はいったい何なのか、宇宙において人類はどの程度の位置を占めているのか、その宇宙を支配する神とどのようなつながりをもっているのか、そして又、人類同士がいかに強い霊的家族関係によって結ばれているかを意識してもらいたいと、ひたすら願っているのです。」

 この箇所をちょっと細かく区切って思いつくことを書こうと思います。

「生きる喜び」...どうして人はしばしば生きていることを喜べないのか。それは生きているのが地上人生の間だけと思いこんでいるからです。目に見える楽しくもなく美しくもなく束縛の多い地上世界だけが全てと思い込んでいるからです。霊的視野で、生きているのはこの肉体ではなく霊であり、これから地上を去ってからも延々と生き続けられるのだと考えられれば、これはもう生きているというだけでどんどん夢が広がるではありませんか。生きているとはなんと大きな神からのプレゼントであることでしょう。

「地上生活の意義」...私たちは自分の本当の個性をまだまだ開発しきれていません。個性は無数の側面を持つ巨大なダイヤモンドで、地上生活の様々な経験を通じそこに新たな未知のカットを加え、磨きをかけていきます。これもなんとワクワクすることではないでしょうか。

「宇宙における人類の位置と宇宙神との関係」...人類は動物ではありますが、そこに神の原理が内在しています。人類は進化して神の原理そのものとなっていきます。それは同時に宇宙の創造者への道です。このことはまた、人間には他の動物にはない特別な責任があるということでもあります。

「人類同士は霊的家族」...人類ばかりでなくあらゆる生命がもとは大霊から発しているということで家族なのです。人類が神の原理を発揮することで宇宙全体を共存共栄に導いていきます。

「と言って、別に事新しいことを説こうというのではありません。ずぐれた霊格者が何千年もの昔から説いている古い古い真理なのです。それを人間がなおざりにしてきたために、私たちが改めてもう一度説き直す必要が生じてきたのです。要するに神という親の言いつけをよく守りなさいと言いに来たのです。」

 神は無限の愛と叡智のお方ですから、人間は自らの判断で自滅の道に突き進む前に、神の声に耳を傾けて軌道修正すべきなのです。

(「シルバーバーチの霊訓9」1章)