「あなたがこの世に存在しているという事実そのものが神の摂理の証です。」

 私たちは神の摂理に従って地上で生まれやがてそこから去っていきます。去った後はどうなるでしょうか。消滅して無になるのでしょうか。生きている間ずっとそのことが気になっている人もいるかも知れません。霊的真理は私たちは霊として永遠に生きると説いています。それを知ってホッと安心するでしょうか。

 しかしそれ以前に、私たちを存在させた摂理が永遠不変であるということ、その摂理のとおり私たちは生まれ去っていくということ、それだけで十分感謝なことなのではないでしょうか。

 絶大崇高の摂理が私たちを今ここにもたらしてくれたのです。こまごまとしたことに不平、不満、不安をこぼすのではなく、なんとかして摂理に従って生きていこうとすることが、正しい生き方といえるのです。

「いま機能している法則はこれまでずっと機能してきた法則であり、これからも変わることなく機能していきます。一瞬の休みもなく機能し、そして不変です」

「かくして私どもは常に神の永遠の自然法則、絶対に狂うこともなく、誤ることもない法則、地位の高い低いに関係なくすべての存在に等しく働く法則に忠誠と感謝の念を捧げるものです。」

(「シルバー・バーチの霊訓3」4章)