夢の中での楽しい経験が目覚めてみればあっという間のできごとだったり、普段の生活でも何かに熱中していると時間がすぐに過ぎるように、時間の感じ方には精神的要素が多分にありますが、あの世での時間は100%そうです。
「地上の時間は便利さを目的として刻んであります。つまり地球の自転と太陽との関係にもとづいて、秒、分、時間、日を刻んであるわけです。(中略)こちらでは霊的状態で時間の流れを計ります。言い換えれば、経験していく過程の中で時の流れを感じ取ります。一種の精神的体験です。
霊界の下層界では生活に面白味が乏しいですから、時間が長く感じられます。上層界ではーーーむろん比較上の問題ですがーーー快い活動が多くなりますから短く感じられます。次々と新しい体験があるという意味です。別に時間とか月とか年とかの分け方はありません。仕事への携わり方はその人次第です。精神と霊に関連した活動はいくらでもあります。」(「シルバー・バーチの霊訓2」9章)
あの世でも上層、つまり霊的進化が進むほど面白いことが多くなり速く時間が過ぎ去ります。面白いの白いというのは明るくて遠くまで見渡せるという意味らしいので、それだけ大きな世界が感じ取れるということでしょう。
地上世界でも退屈な時間、死んだような街にあっても精神的世界を感じ取り感受性を養っておくことは霊的進化の楽しさを味わいやすくしてくれるでしょう。