外の通りを歩くと街路樹のアベリアが花は地味ですけれど濃厚な蜜の香りを放っていて、一瞬遠い異世界につれていってくれる気がします。これも一種の森林浴かもしれません。ちょうど今朝の新聞でも読んだのですが、本格的なものでなくても身近な自然に触れることで心身をリフレッシュし血圧を下げたりする効果が期待できるそうです。それは森林のような異空間に身を置くことで心身の波長が調整されるからではないでしょうか。
異世界への入り口を見出すこと。それは芸術や旅など新鮮な体験における醍醐味ではないかと思っています。しかしそれは何も特別な機会でなくても日常生活で見出すことができるのです。これからも日常をふと外れたところにある目に見えない異世界について語り続けていきたいと思います。
「こちらの世界ではあなたの存在を大使(アンバサダー)の一人と考えております。つまり一個の仲介者、大勢の人間との間を取り持つ手段というわけです。目に見えない世界の実在という素朴な福音をあなたは熱心に説いてこられました。これまで物的障害が再三にわたって取り除かれ首尾よく前進できたのも、あなたのそうした心がけがあったからです。」
(「シルバー・バーチの霊訓2」5章)