仕事でミスをすると物的世界の現象としてだけ捉えていると落ち込んだり悔やんだりマイナス面にひきずられがちですが、それも魂の成長のためなのだと精神的、霊的に捉えるならそんなに落ち込まず前向きでいることができます。
「物的世界にのみ意識を奪われ、物的感覚にしか反応を示さぬ人間は、精神的ならびに霊的な面において獲得される、より大きい、より深い、より美しい喜びを味わうことは出来ません。」
霊的精神的であればここにある「喜び」だけではなく「平安」「落ち着き」をも手にできるのです。
私たちは地上での仕事や活動、生活の全般を通じて愛を発揮するように導かれていると思うのです。といって、じっと座ったままそれを念仏のように唱えているだけではもちろん駄目です。
「肉体と精神と霊ーーーこの三つは一つの生命が持つ側面です。神が賦与してくださった才能のすべてをその三つの側面を通じて発揮するための正しい知識を授けることが、こうして霊界から地上へ戻ってくる霊のしごとなのです。」
家族とか夫婦関係もそうだと思います。結婚の本当の目的は愛の力によって二つの魂が一体となることです。その一体化は永遠に続くものなのです。そういう目に見えない側面が忘れられているからうまくいかない結婚が多いのです。
「残念ながら二つの魂の一体を求めて地上へ誕生してくる霊の中には、それが成就されないケースが多すぎます。二つの魂を永遠の絆で結びつける唯一の原動力である”愛”に動かされていないためです。」
仕事も家庭も、精神的霊的意義を意識することで、その本来の目的に向かってうまく回り始めるのです。
(「シルバー・バーチの霊訓2」2章)