普通の読書会(といっても参加したことがないので想像ですが)と違って霊的真理のそれは、ただ霊界通信をみんなで味わうというだけではなく、それ以上に交霊の場なのだと思います。そうでないと霊界からの導きが得られません。

 これまで十年近くも気楽な一参加者として加わりながらも、いよいよ自分で会を開くことになると全てがまるで真逆になったように大変なことに感じ出しました。慣れの問題も大きいのかもしれませんが。

 いずれにしろ霊的真理の読書会は普通のサークルと違って霊界からの導きあってこそ本領を発揮するものですので、ここは祈るしかありません。

「交霊会に出席する際に、特別な先入観を抱いていると、それが交信の障害となります。地上側はあくまでも受信者ですから、会場の雰囲気は受け身的でないといけません。」

「わたしたちが皆さんに近づけるのは、皆さんが精神的に共感的で受け身的な状態にある時です。」

 受け身的というのは自分には向いているような気がします。もちろん自分だけがそうであってもだめなのですが。あとは共感的な雰囲気を参加される方々ともどもいかに作り上げていくかです。

 一本筋の通ったモットーを掲げ続けることにしたいと思います。

「地上の各地に霊の神殿(交霊の場)を設け、高き界層からの導きとインスピレーションと叡智と真理が存分に届けられ、人間が人生の目的、物質界に存在することの理由を理解し、宿命的に待ちうける、より高き、より充実せる生命活動の場にそなえて、霊性を鍛えることができるようになることを願うものです。」

シルバーバーチによるこの祈りを、いつも我が事に引き寄せつつ、読書会の土台に据えようと思います。

(「シルバーバーチ愛の力」190,191−194頁)