「”神の御国は各自の中にある”という言葉は真実ですが、それは同時に精神の中にもある―――そうあらねばならないのです。」
私たち一人一人が大霊であり大いなる(というかこれ以上ない)権利を有します。たとえいかに高級な霊による導きがあろうとも闇雲に従うようなことはせず、受け入れるかどうか理性で判断すべきです。
「理性が反発するものは決して行ってはなりません。理性を第一の指針とすることです。あなたの分別心が承服しないものを無理にも実行しなさいとは申しません。(中略)精神統一中に示唆を受けた時、たとえそれが何かのお告げのようなものであっても、あなたの良識が許さない時は実行に移してはなりません。」
霊訓を読んでいると、導きというには大袈裟ですが、ここは書いておきたい自分なりに咀嚼しておきたいと思うような箇所が出てきて、それを文章に落としたのがこのブログになります。本当はかつての交霊会のようなものがあれば本当に楽しいしワクワクしそうですが、現代では霊界側の意向もあるのかなかなか難しいようです。仮に独自に交信を試みたとしてもそこには危険が潜むようです。
「統一中に浮かぶアイデアの中から”これぞ本物のインスピレーション”と直観できるのは、ある一定の霊格を身につけた人だけです。しかし、そういう独自の判断力で行動するよりも、こうした形(交霊会)で交わることで皆さんが私たちを信頼してくださり、私たちの使命が皆さんに奉仕することによって人類に奉仕することであることを得心してくださった上で、私たちの道具となってくださる方が賢明です。」
このような交わりに近いもので現代求めうる最善のものは霊訓の読書会になるのではないかと思います。
(「シルバーバーチ愛の摂理」227,228頁)