ウクライナがヤバそうだと思っていたら今度はカザフスタンですか。ミャンマーは依然ひどい状況のようですし北朝鮮は情報がないだけで実際はどれほど悲惨か想像するしかありません。台湾はまだ死人が出ていないだけましですが、万一有事になればどれほどの犠牲が出ることでしょう。そんな間にもアフリカでは栄養失調で子供が次々に亡くなっています。
そんな世界であるにもかかわらず、「地上世界が暗黒に満ち、恐怖心が多くの人間の心を支配し、導きと慰めをいずこに求めるべきかに迷っている今、より高き界層に住み物質の境界を超えて見通すことのできるわたしたちは、自信を持って皆さん方に"万事うまく行っております"と申し上げます。”
それはそうでしょう。霊界人は物質の境界だけでなく時代の境界も超えて物事を見ることができるのですから。しかし現実に過酷な状況にいる人には絵空事のように、場合によっては愚弄されているかのように感じるのではないかと思います。
とはいえ、もしも霊的真理に基づいて私たちも物事を見、実践できるようになれば、現今の苦しみの大半はいずれ消え去っていくでしょう。
「わたしたちはあなたを完全なる愛と叡知の権化として啓示いたします。それが完全なる摂理の働きを通して顕現しているのです。その摂理の中に、子等が生命の充実感と豊かさと限りない恩寵を見出すようにとの、あなたの深遠なる配慮がなされているのでございます。」
神はすでに生命の充実感と豊かさ、限りないほどの恩寵を用意されています。ただ、それらを私たちが手にするためには踏むべき手順、方法があるということなのです。
霊的真理は私たちがこの恵みを十分に受け取るための方法、従うべき摂理について教えてくれています。
「(霊的真理に従う人は)ご自分のことを戦の中の戦に参戦している大軍の兵士とお考えください。悲劇と混乱と破綻とをもたらした無知という暗黒の勢力を撃破するための仕事を支援なさっているのです。
子等が大霊の用意されている恩寵を心ゆくまで満喫できる新しい世界の構築に、皆さんも参加しておられるのです。」
(「シルバーバーチ愛の摂理」(祈り)172−174頁)