今日はついにひらめきのないまま書くことになりました。これも鍛錬。申し訳ありませんがお付き合いください。

 今朝は非常に寒かったですけどとても爽やかで、ふるえながら窓からの景色を楽しんでいました。庭のプランターにコスモスの種が出来ていていくつか取って置きました。1年草はそうやって種から育って花が咲きそこから種を作り、毎年これの繰り返しです。

 私たちの人生も幼年期、青年期、壮年期、老年期と移行しつつ子どもを残し、その子供がまた同じように繰り返す。同じことの繰り返しのようで、それが実は少しずつ進化しています。
 進化論の説明でよく目にする図で、左側のサルから始まって猿人、原人、クロマニヨン人、ホモサピエンスと段々右に行くにしたがってまっすぐ立ち上がってくるのがありますよね。あれを見ているとさも進化は一直線に進むように思いますけど。本当は進化はスパイラルなんです。
 ここで何よりも知っておいていただきたいのは、体の進化(ダーウィンの進化論)同様、霊の進化も倦まず弛まず続いているということ。この流れは人間がどれほど愚かで自分たちの首を絞めるようなまねをする時でもとどまる事がありません(進化のスピードは遅れますが)。
 人が霊性に目覚めその向上に努力していながら、つい誘惑に負け摂理に反することをしてしまったら、やはり摂理に従って責任を取ることにはなりますが、それはまた貴重な学びの時でもあるのです。霊訓にも、霊性は苦しみを通してはじめて磨かれると書かれています。このことは霊的真理を知らない人にももちろん当てはまりますが、知っていたほうがずっと人生が楽になりますよね。
 ですから自分の人生、苦しいことばかりと思ってヤケになるのではなく、進化のための学びの時と思って積極的に現実に向き合って行きましょう。谷底まで下ればその勢いで今度はぐんと山頂に向かって走るのです。もし勢いあまって山頂から滑り落ちたら、また下ってまた登る。そんなスパイラルの形で進化していくのです。

                                      takao