世界遺産・法隆寺の東端に隣接した中宮寺。拝観料は500円。僕は入口の看板を見て悩んだ。

 

 

御本尊の菩薩半跏像(座高87.9cm)が北海道近代美術館に貸し出されているからだ。

 

 

アルカイックスマイルと呼ばれる優美な微笑みが印象的な飛鳥仏。世界三大微笑仏の一つだ。

 

 

それでも僕は拝観料を払って境内へ。鳳凰をかたどった手水舎で手指を清める。本堂は1968年に再建されたもの。

 

菩薩半跏像の身代わりに安置された「御身代わり御本尊様」に参拝。なんだか、ありがたみが薄いよね。

 

 

法隆寺の鐘の音が響いた。僕のお腹がグーと鳴った。僕が詠んだ「法隆寺鐘が鳴る鳴る腹も鳴る」の句そのままだ。

 

 

僕は来た道を引き返し、法隆寺参道の柿の葉寿司『総本家 平宗』へ急いだ。文久元(1861)年創業の老舗だ。