世界遺産・法隆寺は三つのエリアに分かれている。西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍だ。

 

 

僕は正岡子規の句碑を眺めながら、西院伽藍から大宝蔵院へ。すると雰囲気が一変、静寂が支配していた。

 

修学旅行生は五重塔と金堂だけ観光するようだ。超過密スケジュール、記憶にも残りにくいだろう。

 

 

大宝蔵院(百済観音堂)には八頭身のスリムな百済観音像が安置されている。八頭身なら僕も負けてはいない。

 

でも、お顔は雲泥の差。写真撮影が禁止なので、紹介できないのが辛い。プロじゃないんだから大目に見てほしいな。

 

 

長い石畳の参道を東に進んだ先が東院伽藍だ。夢殿が僕を待っている。聖徳太子の遺徳をしのんで建てられた。

 

八角形の円堂。優美で神秘的だ。ほかに観光客はいない。誰に邪魔されることもなく、じっくり見学する。

 

 

そこで大発見! 建物も支える柱も八角形なのだ(周知の事実で、僕が知らなかっただけ)。

 

夢殿の玉虫厨子には秘仏・救世観音菩薩立像が安置されている。しかし扉は固く閉ざされており、中は全くうかがえない。

 

 

それなりの拝観料を取るのだから、せめて扉だけでもオープンして欲しいな。いや文化財保護のためにしょうがないかな。

 

東院伽藍には中宮寺が隣接している。聖徳太子が母に贈った尼寺だ。拝観料600円、どうしよう。