オミクロン株、収まる気配はありません。臆病者の偏食大王、2月になったのに、2022映画始めは先送りしたままです。

 

 

巣ごもりの3連休、映画評論家・町山智浩さんの『「最前線の映画」を読む』3部作を読み、無聊を晴らしました。

 

第1作『「最前線の映画」を読む』、第2作『映画には「動機」がある』、第3作『それでも映画は「格差」を描く』。

 

 

それぞれ2018年、2020年、2022年刊行、発行:集英社インターナショナル、発売:集英社。

 

第1作は『ラ・ラ・ランド』の2人はなぜ、分かれなければいけないのか、『ダンケルク』にはなぜ、3機しか戦闘機が出てこないのか

 

 

『ブレードランナー2049』のテストで聞かれる「高く白い噴水」とはなにか…など「なぜ」を切り口に20作品を解き明かす。

 

第2作は「動機(わけ)」、第3作は「格差」から現代社会の暗部に迫る。3作品とも読みごたえは十分です。

 

 

町山さんは1962年生まれ。映画評論家、ジャーナリスト。95年に雑誌「映画秘宝」創刊。米バークレー在住。

 

3作品で紹介された映画は以下の通り(赤字は鑑賞分)

 

 

第1作ブレードランナー2049/エイリアン:コヴェナント/イット・フォローズ/ドント・プリーズ/哭声/沈黙/セールスマン/エル/シンクロナイズドモンスター/サウルの息子/ルック・オブ・サイレンス/ラ・ラ・ランド/ベイビー・ドライバー/ダンケルク/アイ・イン・ザ・スカイ/ワンダーウーマン/メッセージ/マンチェスター・バイ・ザ・シー/ムーンライト/LOGAN

 

 

第2作シェイプ・オブウォーター/スリー・ビルボード/ツイン・ピークス/魂の行方/パターソン/ファントム・スレッド/聖なる鹿殺し/君の名前で僕を呼んで/ラブレス/アンダー・ザ・シルバーレイク/マザー!/Roma

 

 

第3作パラサイト/ジョーカー/ノマドランド/アス/ザ・スクエア/バーニング/ザ・ホワイトタイガー/ロゼッタ/キャシー・カム・ホーム/わたしは、ダニエル・ブレイク/家族を想うとき/万引き家族/天気の子