羽田空港に足を記したのは午後8時過ぎ、
空路も陸路も、広島に戻るすべはない。
やむなくホテルに泊まることになる。
しかし羽田空港内のホテルはべらぼうに高い。
そこで第1ターミナル到着フロアの「ファーストキャビン」へ。
航空機のファーストクラスを模したボックスホテルだ。
ビジネスクラス5000円、ファーストクラス6000円。
いずれも男女別で、ビジネスは間口1.5m、奥行2.5mくらい。
2段式ではないので、カプセルホテルよりゆったり。
大浴場とサロンもあり、旅の疲れは流せる。
部屋には大型液晶テレビのほか(ヘッドホンで聞く)、
パジャマ、バスタオル、フェイスタオル、スリッパ、歯ブラシがセット。
ただしスマホで通話したり、アラームを鳴らすのは禁止されている。
じゃあ早朝フライトで、早起きしたい時はどうするの?
チェックインの時に起床時間を伝えればOK。
翌朝、スタッフが部屋に来て起こして来てくれる。
アナログなサービスだが、これなら寝過ごす心配は全くない。
よくできたシステムだ。
僕は午前6時半起床。
シャトルバスでANAが発着する第2ターミナルへ。
チェックインカウンターは無人。荷物預けも自力で行う最新システム。
カードラウンジでベーグルとマフィンの朝食。
ANA673便は9時50分、広島空港に脚を降ろした。
9泊10日、美味しい旅は大団円。さあ、次はどこにしよう?