僕は九份からバスに揺られ台北市内に戻った。

バスは九份経由の金爪石行きとして、すぐに折り返し運転。

レジ袋をぶら下げたおばちゃんたちが乗り込む。さすがに観光客ではないだろう。




バスの終着点は「太平洋SOGO復興館」の北側、50mほどのところ。

この日系デパートには小籠包ピカイチの「點水樓 」が入店。

台北入り翌日の6月10日に制覇している。


僕はMRT忠孝復興站から台北車站へ(12元=42円)。

マイホテルに舞い戻り、シャワーを浴びて、下着を取り替えて夜の街へ出直し。

晩飯はホテル近くの大衆食堂。ちょっと見おしゃれな「桐花小吃」。



さすがに日本語メニューはない。

テーブルに注文書。漢字なので、なんとなく料理が分かる。

しかしメニューが多過ぎる。


麵料理をメインに小吃が60種類も。どれにしょう、悩んじゃう。

もう一度、「米苔目(ミータイムゥ)」を食べよう。

米粉を使った台湾風うどん。



2日前にも「永樂米苔目」食べて、お気に入りになった。

うれしいことに、注文書には「招牌米苔目」と書かれている。

「招牌(ジャオパイ)」とは看板と言う意味。


数あるメニューの中で、米苔目は看板料理ですから、外れはありませんよ、ということだ。

「湯」(スープあり)と「乾」(スープなし)があるが、僕は「湯」が好みだ。

トッピングは煮卵、魚団子、タケノコ、モヤシ、ネギと豪華版。



それで75元(262円)。

安くて美味しい。僕の選択眼の良さに、一人にんまり。

おばちゃんに「好吃(ハオチー=おいしい)」と声をかけ、夜の街へ。


意地悪な雨も止んだ。

繁華街をぶらぶら。日系デパート新光三越の正面広場へ。

午後9時近いというのに、マカオの巨大ホテルが観光キャンペーンをやっていた。




ステージにパンダの着ぐるみ。まさに人寄せパンダだ。

小さな子どもたちが一緒に写真に収まっている。

平日夜だよ。夜遊びしちゃあいかんだろう。