正午過ぎ、気温は35度に迫る。

真夏の日差しが、情け容赦なく照り付ける。

色白の僕、数日すると真っ黒に日焼けしているだろう。




ランチタイムだが、食欲は今一つ。

冷たいものでクールダウンがしたい。よし「ICE MONSTER」に行こう。

泣く子も笑う「芒果冰」の超人気店だ。


MRT圓山站から淡水線で台北車站へ、板南線に乗り継いで国父記念館站で下車。

トータル9駅、乗り継ぎ時間を入れて約30分の行程で運賃は28元(98円)。

西へ徒歩3分、「ICE MONSTER」店頭には行列ができていた。




おとなしく行列の最後尾へ。

スタッフのお嬢さんが1枚のカードを手渡してくれた。

メニュー? いや国語、英語、日本語で書かれた店内ルールだった。


それによるとミニマムチャージ1人120元(420円)、在店時間は1時間。

「KITCHENDINING Hello Kitty」では1人300元(1050円)、2時間だった。

お一人様だから、在店時間が1時間なら余裕だろう。




10数分待って、ようやく注文カウンターへ。

もちろん1番人気の「超級芒果冰(チャオジーマングオビン)」。

日本語だと「スーパーマンゴーかき氷」だ。


一つ190元(665円)。お一人様だから、余裕でミニマムチャージをクリアする。

しかし仮に2人で一つだと、1人95元だからミニマムチャージ以下だ。

「シェアはダメですよ」がミニマムチャージの狙いなのだろう。




注文カウンターで支払いを済ませ、案内された席につく。

「超級芒果冰」は5分ほどで運ばれてきた。

すごいボリューム、まさに「超級」だ。


かき氷の上にヨーグルトムース。

キューブ状にカットしたマンゴーがてんこ盛り。

さらにマンゴーアイスをトッピンング。仕上げに黒糖シロップも。




粒がミクロで、滑らかなかき氷。甘さは控え目。マンゴーはみずみずしい。

紛れもなく超級の美味しさだ。いかんせんボリュームが多すぎる。

2人でシェアすると、ちょうといいボリュームだ。


頭のてっぺんがキンキンしてきた。もう痛いくらい。

それでも残すのはニッポン男児の沽券にかかわる。あえぎあえぎ食べ終えた。

冷房も強力。体の内外から攻められ、クールダウンを通り越しアイスマンになっちゃった。




30分ほどの滞在。

外に出ると、真夏の熱風が心地よく感じられた。

いったんホテルに戻ろう。たっぷり汗を吸った下着やTシャツを取り替えたい。