バルト三国の旅、最後の夜が明けた。
エストニア首都タリン空港からフィンランド航空で帰国に途に就く。
午前9時、ホテルを出発しタリン空港へ。

広島空港よりも小さな空港。
チェックインカウンターも少なく、人影もまばらだ。
ここでタリン→ヘルシンキ、ヘルシンキ→関空の2路線の座席指定をする

▼搭乗待合室のベンチ。飛行機をデザイン、かわいいなあ

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ヘルシンキまでは45分のフライト、座席はどこでも構わない。
しかし関空までは9時間30分、エコノミーとはいえ、いい席を確保したい。
だから早目に空港に向かったのだ。

「キャビン最前列は開いてませんか?」
チェックインカウンターのお嬢さんに念のため聞いてみた。
「あっ開いてますよ」。カウンター嬢、天使の笑み。

▼ヘルシンキ行きプロペラ機。客は後部から荷物は前から乗る
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▼さよなら、いとしのタリン。港には豪華客船が入港していた
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キャビンの最前列は足元がめっちゃ広い。
もちろん前にシートがないので、リクライニングが倒れてくることもない。
エコノミークラスの「隠れビジネス」と呼ばれるプラチナシートだ。

やったぜ! 心の中でガッツポーズ。
こりゃあいいフライトになりそうだ。
やはり早起きは三文の得。

▼軽食やドリンクのメニュー。オール有料。ケチなフィンエアー
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正午、ヘルシンキに向け離陸。バルト三国に別れを告げる。
機内サービスが貧弱なフィンランド航空。このフライトも例外ではない。
アルコールはもちろん、ソフトドリンクも有料なのだ。

ヘルシンキまで45分とはいえ、国際線じゃないか。
ソフトドリンクはサービスしてもいいじゃないか。
ちなみにビール4ユーロ、コーヒー2ユーロ。

▼足元ゆったり、快適フライト。カウンターのお嬢さん、ありがとう

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午後12時45分、定刻通りヘルシンキ空港に着陸。
セキュリティーチェックを受け、搭乗待合室で待機。
午後15時15分、関空への最終フライトだ。

シートはキャビン最前列18Aと18B。足元は想像を超える広さだ。
両足を真っすぐ延ばしても、壁にぶち当たらない(身長176㎝)。
これなら熟睡できそう。

▼第1食=晩飯。ペンネのアラビアータ(写真上)とリゾット

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関空着は翌朝8時55分。
夜行便だから、熟睡できるか否かで疲れ方が全然違う。
カウンター嬢の笑顔を思い出し、1人ほくそ笑む。

水平飛行に移ると1回目の機内食。
メーンはリゾットかペンネのアラビアータ。どちらもお味は今一つ。
直ぐに灯りが消え、就寝タイム。

▼第2食=朝食。冷たいパンだけ。サラダも卵料理もない
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個人モニターでゲームを楽しみ、文庫本を1冊読み終えて、眠りに就く。
機内に灯りが戻ったのは午前7時。すぐに朝食がサービスされた。
冷たいサンドイッチとジュース、コーヒー、ミネラルウォーターだけ。

ホットミールがな~い。
日本航空(LAL)や全日空(ANA)と比べてはいけないが、
独ルフトハンザ航空でもオムレツとかスクランブルエッグは付いている。

▼帰国第1食は駅弁1000円。特に和食が食べたいわけではない
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関空着は定刻より20分遅れの午前9時15分。
ターンテーブルで荷物を待っていると、「次は北スペイン巡礼路はどうですか」。
Fちゃんから提案あり。たぶん下調べはしていたのだろう。

もちろん異論はない。
7月の旅立ちを約束して、FちゃんMtちゃんとサヨナラ。
JR(特急はるか→新幹線のぞみ)で家路に就いた。

★バルト三国クイズ第11回解答 ステーキ屋さん。何のひねりもないクイズでした。

※バルト三国わくわく紀行は終了しました。長期間のご愛読、ありがとうございました。