ここはリトアニア首都ビリニュス。
ウサギさん、Fちゃん、Mちゃんと4人旅。
午前中に旧市街を歩き倒した。そろそろランチタイムだ。

Fちゃんがチェックしていた郷土料理レストランへ。
オープンエアの席もある、気軽な雰囲気がいい。
「NERINGA」。たぶん「ネーリンガ」だろう。

▼郷土料理のレストラン。オープンエアの席は寒すぎる
T上司ランチ漫遊

正午過ぎとはいえ、気温は7度しかない。
ボーイのビア樽おじさんに、暖房の効いた席を頼む。
Fちゃんおすすめの名物料理「ツェペリナイ」(Cepelinai)を注文する。

もちろん無料の水はない。
ミネラルウォーターを頼むくらいなら、ビールでしょう。
Sサイズ300mlで7リタス(210円)。

▼昼間から飲むビールは美味しい。しかも安い
T上司ランチ漫遊 T上司ランチ漫遊

安いなあ。Mサイズにすればよかった。
ドイツと同じく、グラスに「ここまで入れなさい」マーク入り。
リトアニア人も几帳面なのか、その線までキチンと注がれていた。

女性陣は3人ともフレッシュリンゴジュース。
こちらも300mlで6リタス(180円)。
ほとんどビールと変わらない。

▼郷土料理「ツェペリナイ」。15センチくらい、でかすぎる
T上司ランチ漫遊 T上司ランチ漫遊

ツェペリナイは楕円形のジャガイモ団子。
団子の中にはミンチ肉。二つに切ると、肉汁がじゅわーっと溢れ出る。
いかにも美味そう。しかしデカ過ぎる。軟弱な日本人は二つも食べられません。

支払いはトータル125リタス(3750円)。
テーブルチェックなので、お釣りの5リタスをテーブルに残して席を立つ。
ビア樽ボーイさん、にこやかに送り出してくれた、

▼湖に浮かんだようなトラカイ城。青い空に映える
T上司ランチ漫遊
▼凍った湖面をよちよち歩くマガモの夫婦。右が夫
T上司ランチ漫遊

午後はビリニュス郊外のトラカイへ。
30余りの湖と森に包まれた静謐な町だ。
いまだ湖は氷つき、水鳥が脚を滑らす姿がユーモラスだ。

トラカイのシンボルがトラカイ城だ。
赤レンガの美しい姿を湖面に落とすトラカイ城。
14世紀後半、隣国ポーランドの侵入を阻むために建築された。

▼外観とは裏腹に、お城の中は無骨で実用本位だ
T上司ランチ漫遊

15世紀後半には放棄され、廃墟となったトラカイ城。
1961年から復元が始まり、現在は15世紀当時の姿を取り戻したという。
城の中庭にギロチン台や囚人護送用の檻ががあった。

FちゃんMちゃんをモデルにギロチン写真を撮りたい。
しかし「そんなの縁起でもないモデルは嫌よ」と無碍もない。
それで諦めるようなヤワな男じゃない。

▼ギロチンにはまったリビュアナちゃん。笑顔がかわいい
T上司ランチ漫遊

通りかかったリトアニア人父娘に声をかけてみた。
父親は30代半ば、あどけない娘は12、3歳くらいだろう。
「いいわよ」。娘から弾んだ声が帰ってきた。

頭と腕を木枠に入れて、もう一つの木枠でがっちり固定。
全く身動きはできない。それでもカメラに向かって、笑顔でポーズ。
名前はリビュアナ。物怖じしないのは若さの特権なのだろう。

▼ウサギさんと2人、囚人護送用の檻に入って、はいポーズ

T上司ランチ漫遊


お城につながる木橋の上で4人並んで記念撮影。
カメラマンは妙齢のお嬢さん2人組にお願いした。
やましい下心があったからじゃないんですよ。

単身のお兄さんにお願いして、カメラを持ち逃げされたら大変でしょ。
お嬢さんなら追いつけるけど、お兄さんだと無理だから。
これも旅の知恵の一つなんですよ。

★有害無益のバルト三国クイズ第3回

リトアニアの名物料理ツェペリナイ、
これはあるものをイメージして作られています。
さて、それは何でしょう?

(1)ラグビーボール
(2)気球
(3)卵
(4)ジャガイモ
(5)スイカ
(6)その他

第2回解答 自転車をチェーンで停めるためのものでした。