ここは世界遺産ペトラそばのリゾートホテル。
午前8時過ぎ、アザーンに邪魔されず、安らかに目が覚めた。
▲観光客にも愛想がいい猫ちゃん
海外を旅していると、月日や曜日の感覚が薄れてくる。
旅は非日常。時間に追われた日常とは別世界だからか。
ここはイスラム圏。金曜日だけは意識しておかなくてはいけない。
こちらは金曜日がお休み。お店が閉まるので、観光客は要注意だ。
今日は月曜日だ。デジタル時計でしっかり確認する。
ゆっくり身支度を整え、ホテルをチェックアウト。
めざすは首都アンマン東80キロ、イラク街道沿いの世界遺産「クサール・アムラ」。
ヨルダン南端からキングズ・ハイウェイを一気に300キロも北上するのだ。
ペトラを見下ろす高台で、壮大な世界遺産に別れを告げる(遺跡は見えないが…)。
行けども行けども、荒涼たる砂漠だ。それでもポツンポツンと集落はある。
人間はどんなところでも生きられる。だから地球の王になれたのだろう。
▲谷あいに肩を寄せるように広がる集落
▲行けども行けども、荒涼たる砂漠
▲鉄路はあったが、汽車には会えなかった
車窓の風景は変わらない。
いや変わっていないようで、実は変わっているのだ。だから見飽きることはない。
日焼けを警戒、車内でもスカーフを巻いている家人。安らかな寝息が聞こえる。
ランチをはさんで7時間余りのロングドライブ。
しっかり居眠りして、体力回復を図るのが賢明かも。
午後4時過ぎ、平坦な砂漠の先にポツンと廃墟のような建物が見えてきた。
それが世界一小さい世界遺産「クサール・アムラ」だ
左右10メートル余り、高さも3~4メートルほどしかない。
装飾も何もない。シンプルな石造り。
しかも、あちこち崩れかかっている。なぜ、これが世界遺産?
その疑問は建物の中に足を踏み入れて、すべて氷解した。
■ヨルダン・シリアクイズ~第9回■
食事&おやつ中の人は、後でご覧ください。
これがヨルダンでは最もポピュラーなトイレ(男性共用)。
いまだにポットン式もあるから、これでも綺麗な方です。
さてこのトイレ、
どちらを向いて用を足し、使用後はどうすればいいのでしょうか?
後に使用する人が困らないような、迷、いや名回答をお願いします。
<第7回回答>仕事を追えた後、自転車で去っていった。
<第8回回答>2週間以内に、4枚とも無事に届きました。
☆この連載は毎週土・日曜日にアップします☆
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