建築業界の言葉で実行予算というものがあります
見積書をもとに契約をしていただいたら、工事をする前に実行予算を組みましょうと言います
ちょっと待って、ための予算ってそれは見積もりではないの?
そう思いませんか
見積もり通りの工事をすればいいのになぜ、実行予算を組むのでしょうか
見積もりはあくまで契約をするまでの金額です
いざ工事をするとなるとより詳細な原価計算や作業人工の計算が必要になります
わかるようなわからないような説明ですね
見積もりの金額って根拠があるの? と思いますよね
大きな工事ですと詳細な原価から予算を組むというのは大変な作業なんです
ですから成約後に実行予算を組むというのは納得できます
しかしリフォームではどうでしょう
見積もり=実行予算でいいのではないでしょうか
ところが営業マンは契約だけしてきて
現場の職人には「この金額でやれ」という会社が少なからずあります
営業の人間はいいですよね、値引きしてお客さんに喜んでもらって注文取れて給料が上がって
でも現場の人間はたまったもんじゃないです
そんな金額でできるわけないだろうって、そんな嘆きが聞こえてきます
もちろん、良い工事なんてできるわけないですよね