屋根が重いと言えば、地震に弱いと言われています
耐震診断において、屋根や建物の重さはどの程度影響するのかをお話しします
耐震診断は、今ある壁の強さと、法律で決まった必要な壁の強さ、この割合によって点数が決まります
例えば必要な壁の強さが20だとします。今ある壁の強さが10しかない場合0.5と言う点数になります
これが同じだと1.0
つまり一応安全と言うことになります
ここからが本題になりますが
屋根や建物の重さによって、必要な壁の量が変わってきます
瓦屋根のように重たい建物か、コロニアルのように軽い建物かによって、耐震診断では建物の重さを3段階に分けて考えます
軽い 重い 非常に重い
非常に重い屋根の場合、瓦を土で施工している場合ですので、あまり一般的ではありません。
ですので、軽いか重いのどちらかになります
では、軽いと重いではどれくらい必要な壁量が違うかと言うと、3割です
軽い建物の場合の必要壁量が10だとすると、重い建物の場合の必要壁量は13になります
ですから、軽い屋根は地震に強いと言うのは間違いがありませんね