システムキッチンのメーカーと聞いて、皆さんはすぐに思い浮かびますか?
車ならトヨタや日産、ホンダとすぐに名前が出てくるけれど、キッチンメーカーとなると少し悩むかもしれませんね。
大手のキッチンメーカーとしては、TOTO、リクシル、パナソニック、タカラスタンダード、クリナップ。このあたりがよく知られた名前です。それぞれに特徴がありますが、「どこが一番おすすめ?」と聞かれたら、私はタカラスタンダードをおすすめしています。
タカラスタンダードの強み
タカラスタンダードが作るキッチンの一番の特徴は、ホーロー素材です。ホーローは汚れに強く、水にも強い。さらに耐久性が非常に高い素材です。私は40年前に作られたタカラの流し台が、今でも何の問題もなく使われているのを何度も見てきました。
ホーローという素材は、水回りにとても適しています。丈夫で長持ちし、汚れが染み込まないので掃除も楽です。
他のメーカーとの違い
もちろん他のメーカーにも素晴らしい部分はあります。たとえばクリナップは、ステンレスキャビネットを作っていて、これも水回りに適した素材です。ただし、クリナップの場合、扉は木製であることが多いんですね。
一方で、TOTOやリクシル、パナソニックはどうかというと、キャビネット部分はほとんどがパーティクルボードという木を固めた工業製品で作られています。この素材は価格が抑えられる一方で、水に弱いという欠点があります。キッチンは毎日水を使う場所ですから、本来はもっと水に強い素材が望ましいのです。
タカラのラインナップの魅力
タカラスタンダードの魅力は、ホーローを使ったキッチンのラインナップが非常に豊富なところです。高級モデルの「レミュー」、中間グレードの「トレーシア」、そして手頃な価格の「エーデル」。どのモデルもホーローキャビネットで作られており、予算やニーズに合わせて選ぶことができます。
さらに、タカラは木製のキッチン「リフィット」も手掛けています。他のメーカーと比べて木製でも耐久性が高く、水回りでの使用に耐える設計になっているのが特徴です。
タカラを選ぶ理由
クリナップのステンレスキャビネットも素晴らしいけれど、扉が木製であり、ステンレス製扉は高級雨グレードになってしまうことを考えると、全体をホーローで仕上げたタカラのキッチンが一歩上だと感じます。見た目の美しさだけでなく、耐久性や実用性を考えると、タカラスタンダードのキッチンがおすすめとなります