前回の続きで、キッチンやユニットバスや洗面化粧台などのショールームに行こう!! という話です。
水廻りメーカーはたくさんありますが、一般的にはクリナップ、タカラ、TOTO、リクシル、パナソニックといったところです。
①事前の準備~商品のグレードを知っておこう。
各メーカーとも、キッチンでもお風呂でもラインナップがあります。TOTOの浴室ですとサザナとシンラですね。
ショールームに入って一番目立つところには最高級キッチンが置かれ、奥まった日陰の存在に安いキッチンが展示されていたりします。
何の情報も持たずに行くと、高級品ばかり見てしまい夢だけがどんどん膨らみ予算が全然合わなかったりします。
トヨタのディーラーに行くときに、カローラもクラウンも知らないで行くようなものです。
②事前の準備~今使っているキッチンのサイズを測っていこう。
ショールームに行くと、見栄えのいいキッチンや浴室が並んでいますが、実際に皆さんのお宅に入るの? と考えてしまうケースが多くあります。
シンクの大きさや調理スペースの幅などを調べていくことで、具体的にイメージすることができます。
調べるのは写真にあるような箇所です。全体の幅とそれぞれの幅、カウンターの高さ、吊戸棚の高さ、カウンターの奥行、レンジフードの幅などです。
これくらい調べていくと、アドバイザーに『今お使いのキッチンは幅何センチですか?』と質問されても答えられます。
写真にとって書き込んでも良いですし、簡単な絵でも構いませんよ。
浴室の場合は、全体のサイズと窓の位置だけは確認してください。サイズはざっくりと1600×1600か1600×1300のどちらかになるはずです。
③事前の準備~電化製品とゴミ箱の大きさを測って行こう
これは具体的にプランニングする段階で構わないのですが、電子レンジや炊飯器をどこに置こうとかゴミをどこにまとめるの?とかの課題が出てきます。キッチンリフォームの場合、キッチン本体よりも家電品などを機能的に収納できるかどうかがリフォームの成否に繋がります。写真のような家電収納庫もあります。
④持ち物は?
特にこれと言って必要なものはありませんが、アドバイザーを頼まないのであれば小さいもので構わないのでメジャー、愛用のスリッパ、磁石。スリッパは靴を脱いだ時のカウンター高さを体感するためです。メジャーはショールームで貸してくれますし、スリッパもショールーム用意してあることがほとんどです。磁石はステンレスの性能を見分けるためで、代表的なのは磁石が付く304と付かない430で、430が高級とされています。304がダメというわけではないですが、ここで価格を落としているのですね。
⑤アドバイザーとの付き合い方
ショールームに行くと明るく笑顔の女性スタッフが出迎えてくれます。
アドバイザーの仕事は商品を案内し、自社の良いところを説明し、最終的には成約につなげることです。
前回も書きましたが、高額商品で成約させることが評価につながるメーカーもありますので、場合によっては良い商品を熱心に進める場合もあります。
これですね、メーカーによって違いますし、同じメーカーでもショールームごとにアドバイザーの接客が変わります。
ですから一概に言えないのですが、間違いないのはアドバイザーは自社の良いところしかいいません(当たり前ですね)。
大切なのは、自分の目を肥やすことではないでしょうか。
そのために各ショールームを回ってみるというのが良いと思います。
⑥展示価格について
ショールームに行くと、展示商品の定価が表示されています。
こいつが曲者で、タカラ以外のメーカーはラインナップで掛け率が違いますので単純に定価比較は出来ません。
高級品ほど掛け率が高め、安いほど値引き率が大きくなっていますので、定価に大した差がないから高級品で検討すると、実はお客様の購入価格が倍くらい違うことになってしまいます。
タカラだけは定価設定に一貫したポリシーがあり、原則的に消費者にお届けするのは定価になるような卸値設定にしてあります。他メーカーに比べて定価設定は格段に低いのですが割引率が少ないメーカーです。
個人的にはタカラの考え方は評価しています。
さて、今回も長くなってしまいました。
補足したいことがあったら、また追加していきます。
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