最近白髪染めをすると、痒い

ひどい場合はジアミンアレルギーといって

頭皮がかぶれてしまうお客様がいらっしゃります


そのときに白髪を安全に染めるには

ヘアマニキュアや塩基性カラーのノジア

というカラー染料があります



特にマニキュアは地肌に塗れない設定なので

肌が弱く、かぶれやすい人にはヘアマニキュアが

一番おすすめなのですが、、、


デメリットは根元ギリギリから塗るので

地肌にベタ塗りする通常のカラーより持ちが悪いことです


手触りが良く、白髪しか染まらないけど

艶感や手触りは最高なヘアマニキュアなのですが😓


これと塩基性染料の“ノジア”という商品を

私のお店で取り扱っておりますが

ヘアマニキュアとどう違うのか?



これをこの間お客様に説明するときに

なかなか上手く伝えれず、ブログにして

いざ来られたら自分のブログを開いて

説明しようと思います🤣


けっこうややこしいです~


ヘアマニキュアという酸性染料について

分子の形が大きく、髪の内部まで浸透しません


毛髪表面付近に染まります


直接染料といって、すでに発色しており


地肌につけるとなかなか落ちません



塩基性染料の”ノジア“

主にカラートリートメントや、カラーバターなどに使用されています


ヘアマニキュアと一緒で分子が大きく

違いはダメージしている髪と相性がいいのです


健康な髪には➕の電荷があり

ヘアマニキュアは➖の電荷の染料で染まるのですが


塩基性は➕の電荷の染料になります

でっ、健康毛は➕の電荷なので反発しあって染まりが悪くなります


ダメージしている髪は➖の電荷になっているので

➕の電荷を持っている塩基性と相性がよくなります


ということは

カラートリートメントはダメージしていないと染まりにくい!ということになりますよね

髪が健康毛がゆえ、カラートリートメントでは染まらないとなったらクレームになるので



HC染料という助っ人があります


これは➕➖がない中性になります


分子が小さく毛髪内部に浸透しやすいのですが

染着する力が弱く(残念😅だから髪を傷めないのですが)シャンプーするたんびに流出します


だから持ちが悪く、何回も染めないと定着しないのがカラートリートメントやカラーシャンプー


塩基性染料の発色を助ける役のHC染料ですが

主にカラートリートメントに一緒に配合されています



どっちがいいかというのも難しいですが

塩基性のノジアには、頭皮にベタ塗りできるので

若干ヘアマニキュアより持ちが良い


ノジアには、家庭用で染める方にはできないことなのですが、サロンでは少量の尿素(アルカリの変わり)

をいれることで染まりやすくしています


気をつけないといけないことは頭皮が弱い方は、塩基性には、カチオン界面活性剤が多めに入っており

それに刺激を受けて痒みが出る方はいらっしゃるの

“ノジア”にはパッチテストが必要になります


ヘアマニキュアがいいか

ノジアがいいか


難しい選択です


どちらも保湿成分も配合していて

通常の白髪染めで染める手触りとは

全っ全違い艶々があって良いですが

明るくすることができません!


だけどノジアをする前に

細かくチップを取ってウィービングで

ブリーチをしてから

明るめベージュで色を入れたりできるので

明るくしたい方は傷まずに白髪染めができます



ホームケア用のノジアもあるので

3週間目にご自宅でセルフでして

お店→セルフ→お店

と間をもたすことも可能です


お気軽にご相談ください☺️


ラッキー美容室