特定技能での転職の多くは受入企業側の責任です。 | tjglobalのブログ

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特定技能は転職が可能です。

諸条件がありますから、日本人のように簡単にはいきませんが可能です。

フィリピン人特定技能労働者は、自己都合などのケースではフィリピン側で制限があり、他の国の特定技能者より転職のハードルは高くなっています。

 

弊社で紹介した特定技能者で、転職した人材が0人であるのは自慢です。

これは、労働者の不満を受入企業に伝えて、改善できる場合は速やかに改善していただいているからだと思っています。

受入企業側の努力のたまものだと思います。

裏を返せば、受け入れ企業側の対応一つで転職は防げるということです。

 

「給料が安い」「残業代が未払い」など不満は弊社の支援している人材からも多く寄せられます。

「残業代が未払い」は、明確な労働基準違反ですから、改善を求めています。

「給料が安い」というのは、一概にその言い分が正しいか疑問です。

 

ある企業のケースです。

特定技能者の給与が、技能実習生より低いという信じられないケースがありました。

現在、技能実習生の給与は、以前のような安い賃金では日本側がOKでも相手国で認められないケースが増えてきています。

技能実習生は学生のようなものですが、働いているから給料がもらえるという立ち位置です。

家賃・光熱費などは企業側と折半です。

布団や冷蔵庫などの生活に必要な物や制服なども企業側の負担です。

入国して、給与がもらえるまでのお小遣いも企業が支払います。

 

先に書いたように技能実習生の給与が高くなってきていて、これだけのサポートを企業側が行っています。

これに対して、特定技能者は給与がもらえるまでの生活費は前借りで、後の給料から天引きされます。

日本語も話せず、未経験の学生のような技能実習生にこれだけの待遇です。

経験者で日本語も話せる特定技能者が不満を持つのは当然です。

 

弊社では今後、この様な理不尽なケースに限っては企業側に改善を求めて受け入れられない場合、積極的に転職のサポートをしていくつもりです。

 

企業も外国人でさえ、働きたいと思える体制に変わっていかなければ、存続は難しいのではないでしょうか?

 

T.J Global LLC.

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