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京都会議にて
「日本のエネルギー選択フォーラム
」
彷徨える日本のエネルギー ~今、あなたに選択能力はあるか!~
が開催されました。
会場は「満員御礼」で入場制限をするほど盛況で、JAYCEE達の関心の高さ(公開フォーラムですが)を証明しました(^◇^)
外部の講演者はお二人。それぞれの要点をまとめて報告とさせていただきます。
○飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所長)
・石油が今後も高価になり、脱石油化が必要
・原発はより厳しい安全基準の元コストが高くなる
・日本は自然エネルギーに軸足を置くべき
・今回の原発事故で政府は最悪の事態を想定し、首都圏3,000万人の避難を計画した
・自然エネルギー革命は
第一革命 農耕革命
第二革命 産業革命
第三革命 IT革命
に続く 第四革命になるだろう
・石油と核から太陽(光発電)による平和へ
○前原誠司氏(民主党政調会長)
・多様なエネルギーを供給源とすべし
・脱原発の方向性を国の方針として打ち出す
・今後(再稼働の難しさから)原発は減っていく
日本の問題は
・2004年からの人口の減少が続き2050年には9500万人になること
・少子・高齢化の進行で生産年齢の人口が 66%→52%、65歳以上の人口が 23%→40%になる
・連続的な財政赤字によりGDP比213%の国債を発行し、国の予算は税収42兆国債44.3兆になっている
・デフレが止まらない H8→H20 に国民所得は8.4%減少している
・その打開策として内需と成長分野を伸ばすことにあるが自然エネルギー産業の推進が大事だ
・自然エネルギーの可能性を探り太陽光発電・洋上風力発電を推進する。そのために現状・課題・普及政策・目標設定により雇用の増加と地域活性化を目指す
有識者も政府も方向性の整理整頓をしながらではありますが、見解ははっきりしています。
エネルギー政策の転換は待ったなしなったこと、改めて強く感じました。
委員会の皆さま、お疲れ様(^◇^)