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四国地区研修事業 の感想です。
杉原千畝 氏の生き方を水澤心吾 氏の一人芝居を通して学びました!
日本JCは尊敬されている日本人を見直すことを積極的に行っています。
杉原氏などは、外務省から名誉回復されたのは氏が没後の1991年というから、つい最近のことといってもいいでしょう。
杉原氏が国家の命に反して、ナチスに追われたユダヤ人にビザを発給して彼らの命を救った「功績」は良心を貫いた氏への感動となってこころに響いてきます。
杉原氏は、人間として正しいのかどうか、を正確に冷静に察知して、国家の命令・組織のルールに反して良心に基づいた判断をしたことは大いなる功績です。
「損得ではなく善悪を考える判断」ってとても重要ですし、国家の命令に忠実に従うことが必ずしも愛国者とは限らず、人間として正しい行いをした氏が本来愛国者として評価されるべきなのでしょう。
「逆名利君」という言葉があります。「命(めい)に逆(さか)らいて君(くん)を利(り)する 之(これ)を忠(ちゅう) と謂(い)う」という中国の故事ですが、
今回、サマコンのセミナーに出席する、尖閣諸島漁船衝突事件の映像を公開した元海上保安官一色氏はどういう位置づけになるんでしょうね~
杉原氏を評価するだけで、当時の日本政府や軍部の戦略的な過ち、結果的にナチスの人種差別政策に手を貸した人道上の責任、そういった歴史の大局を見誤ってはならないと私は思いますね。