こころの声を聴きたい -2ページ目
私の人を乗せて運転することが怖い
という意識が娘に伝わっていたという
昨日のブログの 続きです
娘は私と似ているところが多いから
体形や顔や感覚も似ています
苦手なことも同じと思いがちです
方向音痴なところもそっくりで
外出先で 娘とふたりだと
どちらも頼りにならない
道がわからないから 知らない道は不安で
運転の不安も倍増するという経験を
何度もしました
娘が小学生の時
ボーイスカウトに入っていました
はじめて行くキャンプ場や野外活動場所に
車でたどり着くのに四苦八苦
山の中でキャンプ場までの道に迷って
怖い思いをしたことも・・・
私も娘も
「道は私に聞かないで!
聞かれてもわからないし
説明するのも苦手です」と
拒否するくらいの苦手度です
親の苦手意識を刷り込んできたことに
気付いたのは本当に最近です
娘が
「大学受験が終わったら免許取りたい」
と言いました 同時に
「だけど大学の4年間 車に乗らなかったら
一生乗れなくなる気がする・・・」とも
「ブランクあったら乗れなくなっちゃう・・・
それより何より私 免許取っても
乗れるようにならない気がする・・・」
と自滅していきました
私が日頃から"運転こわい運転こわい"と
言っているから 娘にはもうそのイメージが
ついちゃっているんだ・・・と
申し訳なく思いました
そんなことを考えていると
私も親からの刷り込みがあったなぁと
思い当りました
私が運転を苦手になったのは 実は
神経質な父の言葉を聞いていたからかも
母が30代に運転免許を取った時
母の運転は危ないからと
父が助手席に乗っては
母の運転を怒ってばかりいたので
母は父に怒られる
運転も父も怖いとなり
結局母は怖くて運転できなくなり
ペーパードライバーのままでした
その刷り込みがあったから
私も人を乗せるとたとえ子どもであっても
評価されているようで
裁かれるようで
とても緊張するのです
私が運転も車に人を乗せるのも
嫌いになった原因はこれかー
と思い当たって 私はスッキリ
でも娘をさんざん脅していた
過去は変えられなくて
反省したのでした
「大丈夫!! 練習したら
○○ちゃん(娘)も乗れるようになるよ」
運転に自信のない母親の励ましの言葉
果たしてどれくらい効果があるでしょうか
私が日常的にしていて苦手なこと
努力しても 慣れたとしても
全く好きになれないことは
車に人を乗せることです
自分ひとりの運転は
私だけの命のプレッシャーなので
あまり緊張しません
でも
友人との外出に車を運転する時
子供のお友達を子供と一緒に送迎する時
義両親を病院に送迎する時
夫を乗せて 私が運転する時
わが子を車に乗せる時
ほぼいずれも 超緊張して
ひとりの時の運転よりぎこちなくなります
そして運転に集中したいため
会話もままならなくなります
人の命をあずかることを
とても重く考えてしまい
その都度 恐怖すら覚えます
前世で事故を起こしたのかと考えるレベル
仕事で車を使っていたので
営業でほぼ毎日運転していました!
実際には人並の運転はできるのですが
と思っていますが
いつも運転怖いと口にしてしまうので
息子は「お母さんの運転は怖い」と言います
たぶん怖がって運転しているお母さんの運転に
恐怖を感じるという意味だと思います
娘には私の恐怖心が伝わってしまい
免許を持つ前から
早くも運転に自信がない様子で
「免許とっても
私 運転できるようになると思えない
私もお母さんと一緒で運転
絶対苦手だと自信もって言える!!」
そっちの自信ですか
と言い切る始末です
親の繰り返し伝える言葉って
こわいですね・・・
娘にすっかり刷り込んでしまいました
このことに気付いたのはつい最近です
続きます
高校3年生の娘は
父への反抗期真っ只中
中学時から かれこれ5年くらい
夫は娘から嫌われっぱなし
一方的に不機嫌を夫に向ける娘に
夫は またフキハラ始まった
と呆れながら我慢しています
娘は娘で なぜ父親にムカつくのか
わからないらしく
「私はどうしてお父さんにムカつくの?
このイライラをどうしたらいいの?
この気持ちになる自分が嫌なのに」
と私に相談してきます
私はいつもふたりの間に入らないように
娘の相談には
気持ちはわかるよーーー
と伝えていました
先日の夜
お風呂から出た娘が
洗面台で髪を乾かしていたときに
「洗面台でドライヤー使っている時に
お父さんが歯磨きに来るのが嫌だ」
と訴えてきました
いつもなら「そうだねー」と返すのですが
ついついうっかり
「でもお父さんも◯◯ちゃんが
洗面台使っている時は 時間ずらして
一緒にならないようにしてるよ」
と言ってしまいました
父親の味方をされたと思った娘
プイッと反対を向いて
私との間にあった扉をガラガラと
閉めてしまったのでした
失敗したなと思ったのですが
時すでに遅しで・・・
こうなると娘が自分で機嫌をなおすまで
何をしても無駄なので
放っておくことにしました
娘も自分が我が物顔で洗面台を
使っていることはわかっているんです
だけど人に言われると腹が立つんですね
娘は日々 父親の存在を使って
自分の機嫌を自分でとる練習を
させてもらっています
娘いわく
「いつもお父さんには感謝してるんだけど
でもイライラするーーーーー」
だそうです
実家の電灯用スイッチプレートが
プラスチックの劣化により壊れました
実家の築年数と同じだけ経っているので
30年前の型です
壊れたスイッチプレートを持って
家電量販店で同じように見えるものを
レジに持って行きました
店員さんに
「これと同じものが欲しいのですが・・」
と壊れたスイッチプレートを差し出すと
同じと思って レジに持っていったものは
全く同じものではありませんでした
どうしようかな ほかのお店を探そうかな
と考えていると その店員さん
壊れたスイッチプレートの型番を調べて
同じものが存在するか調べてくれたのです
そしてカタログの中に同じ型番を
発見したのですが
サイズを細かく確認したら
同じ型番が存在するのに
違う仕様のものとわかったのです
メジャーを使って細かく厚みや幅を測ってくれました
同じ型番なのに違う仕様って何なの?と
メーカーさんには思いますが
この一連の対応がとてもスムーズで
そこまでしてくれるの?
という対応だったのです
このお店でこの店員さんに聞いて
良かったなという気持ちになりました
お客様が満足するように いつも
サラッと対応されているのだろうなと感じて
拍手したくなる感覚でした
結局廃番ということで
欲しいものは見つかりませんでしたが
あちこち探し回ることなく
諦めることができて
とてもスッキリした気持ちになりました
高校3年の娘が大学受験に必要な
証明写真を撮ることになりました
ナチュラルメイクをして
鏡の前で少しだけ笑顔になる練習をして
出来るだけ印象よく撮れるように頑張って
写真館へ行ったけれど
カメラマンの「もうちょっと笑ってー」
という一言に
「気を付けていた顔の角度とか
目の大きさとか 眉の位置とか
ぜーんぶ台無しになっちゃった」と娘
自分の写真にげんなりしている様子
写真を見たら 普段の娘まんまの写真
「変じゃないし よく撮れていると思うよ」と
言っても 娘の”私はかわいくない”
という思いが強まるだけでした
娘は思春期に入る頃から 自己肯定感も低く
自分は可愛くないとずっーと思っています
この気持ち 実は私もよく理解できて
私も”私は可愛くない”を思春期から
ずーっと抱えてきた筋金入りの
自己肯定感の低い人間でした
そして私の自己肯定感の低さが
子供に影響した結果が
娘の自己肯定感の低さに表れています
そして 今回
娘が自分をなぐさめるためにとった方法が
ブサイクにするアプリでした
写真加工で綺麗に見せるアプリの反対で
写真をブサイクに加工できるアプリ
ブサイクに加工した写真を
まず眺めてから
元の自分の顔をみると
可愛く見える(マシに見える)と
言うのです
親としては そこまでして!と思います
でも
そこまでしても”私は可愛くない”を
感じたくない娘の気持ちを思うと
切なくなります
”私は可愛くない”と思って悲しい
という感情を 少しでも軽くしたいと
思っているのでしょう
今の娘にどんなに親が”可愛いよ”
と言ったとしても受けいれられません
そう思うんだね
とただ気持ちに寄り添うことが
親として唯一できることなのかなと
思いました
証明写真にはもちろん加工前を使います