今日のトミカは1985年10月から2009年6月の間、トミカ通常品で販売されていた「68-2 いすゞ シュノーケル消防車」です。このトミカは1974年に発売された「3-2 いすゞ スクアート消防車」を金型改修して登場したとされるモデルで、所謂屈折梯子車と呼ばれている消防車両を再現しています。
こちらのトミカは日本製ですが、支那製のモデルも存在しています。アクションはサスペンションとスーパースピード、アーム上下、旋回が可能となっています。シュノーケル(スノーケル)とはアメリカのSNORKEL社が製造している高所作業車ブランドのスノーケルからきており、日本国内では屈折梯子車のメーカーを問わずスノーケル車と呼ばれ、東京消防庁では空中作業車という名称で呼ばれています。梯子基台部には操作台が再現されており、吸管(ホース)は「29-1 日野 消防自動車」のものを流用しています。
トミカでは先述のスクアート車同様にいすゞTD70Eをモデルにしており、ヘッドライトやいすゞのエンブレムはモールドで再現されています。赤色灯は単円筒形のものが2基モールドで再現されており、ナンバープレートはスクアート車(屈折放水塔車)では「SQART」でしたが、シュノーケル車では「119」に変更されています。
スノーケル車(左側)と異なりシュノーケル消防車(右側)ではキャビンにドアが装備されており、荷台形状やブームの材質も異なっています。またシャーシ一体型のヘッドライトグリルもスクアート車では金属製ですが、シュノーケル車ではプラスチック製に変更となっています。スクアート車と異なり長期間販売されたモデルで、2003年に登場したトミカくじⅣではシュノーケル車をベースにした屈折放水塔仕様が登場しています。
こちらのトミカは動画13分56秒から詳しく紹介しています。
トミカ紹介台数 0478台目