トミカ マットビハイクル(復刻版) | 朝比奈武弘のトミカ写真館

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動画で紹介したトミカが所持してるのか判断できなくなってきたので管理用に掲載。掲載画像は全て二次利用不可。このブログはタカラトミーや各特注元とは一切関係ありません。基本的にiPhoneで撮影した画像を掲載しております。


今日のトミカは2004年3月に税抜500円で販売された「マットビハイクル(復刻版)」です。ウルトラマン マットカーは1971年6月に通常品「16-1 マツダ コスモスポーツ」の金型を使用したトミカで、トミカ通常品では1972年6月に「75-1 ウルトラマン マットカー」として販売、その後1973年には「マスコミトミカ 03」として同じくウルトラマンマットカーが販売されました。今回紹介する「マットビハイクル」はそれらモデルを復刻したもので、支那製のトミカとなっています。


こちらのトミカはサスペンションと左右ドアが開閉可能です。マットビハイクルは1971年4月2日から1972年3月31日に放送された特撮ドラマ「帰ってきたウルトラマン」に登場する「MAT(Monster Attack Team)」部隊が地上戦闘や現場急行に使用している特捜車両で、白色のマツダL10B型コスモスポーツをベースに赤いラインが入った車両です。こちらのトミカの商品名は「ウルトラマン マットビハイクル」ですが、当時のトミカは「マットカー」として販売されており、同じ黒箱でも75という数字が入っていない等、デザインの違いが見られます。オリジナル品ではテールランプの塗装は再現されていませんでしたが、こちらは上下共に塗装されています。


こちらのトミカでは先述の赤いラインがタンポ印刷で再現されており、MATのエンブレムや表記もタンポ印刷で再現されています。1972年に販売されたマットカーのトミカではこれらがシールで再現されていたので、こちらの方が綺麗な仕上がりとなっています。ちなみに通常品のコスモスポーツはアイボリー色ですが、マットカーでは白色のものが使用されています。秋本治氏原作の漫画「こち亀」の47巻でトミカ マットカーがネタにされており、「トミカのマットカーはベースが白だ。それはアイボリーでノーマルのコスモスポーツの色じゃないか。ただのコスモにマットカー用のシールをつけただけだぞ、インチキ品だ。」と両さんがいうコマが存在します。

※集英社コミックス 「こちら葛飾区亀有公園前派出所47巻第3話コレクターの巻」(1987年8月15日発行)より引用。


シャーシは黒色塗装のものですが、前後バンパー部が白く塗装されているのも特徴です。ヘッドライトが塗装で再現されていたり、マツダエンブレムがタンポ印刷で再現されている等、復刻版とされていますが実際は作り直した別物といった感じのモデルに仕上がっています。これが当時500円(通常品が税別360円の時代)なら割とお得感がありますね。現在、マツダコスモスポーツのトミカは新金型のモデルが存在しますが、そちらではエヴァンゲリオンに登場したNERV官用車はモデル化されていますが、こちらのマットカーは今の所登場していませんので、新金型の方でも是非販売して欲しいところですね。


こちらのトミカは動画19秒から詳しく紹介しています。


トミカ紹介台数 0062台目