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  仕組みで対処した方がいい

以前、申し送りを漏れなく行うための

「I-PASS」を紹介した。


他にも病院で働いていると、

『学校にもこの仕組みがあったら良い』

と思うことはある。


その一つが「Rapid response system」。

名前は厳ついが、

要するに「ちょっと変だなと感じたら、

皆で重点的に見よう」の仕組み。


実際に呼吸や循環が怪しくなる

「急変」の前には、

心拍数が上がったり、

尿量が減ったり、

本人の受け答えが普段より悪いなどの、

気になる変化がある。


そういう時に集中治療系の

医師・看護師チームが見に来てくれて、

出来ることの提案をする。

そのまま持ち直したら良かったねだし、

悪化したらICUに入る。


こういう『今この瞬間に

重点的に対応した方が良さそう』

という時に、

人が集まる仕組みがあると

主治医・病棟看護師が助かるし、

患者は悪化しにくくなるし、

悪化しても集中治療との連携が

スムーズになる。


正直、数十人単位に混ざってしまうと

対応しきれないことはあるから、

遊撃部隊みたいなチームがあると良い。


時々、管理職でこういう役割が

出来る人がいるけれど、

その人たちは本来は管理職業務があるはずで

本当に人による。


多分、これを繰り返せると

「教師側から問題児に見える子の数」

を減らせる。

頭数が増え、視点が増えた状態で

子どもを見られると、

感じられるものも変わる。


SCが参加して、

欲を言えばPTや、OT、ST、医師も

参加出来るといい。


変に感じた時に

人が増やせるだけでも大きい。


ただ、現在多くの大きな病院で

何故これが出来るか?と言えば、

「ICU加算要件に条件としてある」

からだから、

学校でやるとしても

予算と時間が必要になるかな。


教師の技量に関係なく、困りごとを抱えて問題行動が出る子はいるし、そこに「当たり前として対応システム」を作っておけば、全員の消耗を減らせます。


申し送りの技術「I-PASS」に関しては以前ブログにまとめました。




 
 
 

 

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