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  言いなりは尊重ではない

子どもの権利は曲解されて
変な扱いを受けやすい。

「健診が恥ずかしい」と主張する時に、
子どもの権利を尊重するとは
・まず、話を聞く
「女子が男性医師に見られるのが嫌」
と決めつけられやすいけど、
「医師は気にならないが
知っている人(担任、級友)に
見られるのが嫌」とか、
「傷があって周りに知られたくない」
とかもある。
困り方によっては
すぐに対応出来ることもある。
だから、まずは大人側が
話を聞くのが第一。
話したくない子や
言語化が下手な子もいるから、
難しいけど。

・説明をする
これも、「誰がいつどんな内容を?
そのコストはどうやって?」
という難しさがあるが
大人側には説明をする義務はある。
『普通の流れ・必要なステップ』を
子ども側にも伝えておかないと
異常者が混ざった時に気付けない。

虐待は殆どのケースで巧妙で、
子ども自身も「しつけ」と
思っている事も多く、
周りの大人が何とか気付くためにも
健診は機能していることも同時に伝える。

・負担をなるべく減らす
介入によっては、ゼロには出来ない。
全く触らず服を着たままでは
診察は出来ないし、
針を刺さないと採血は出来ない。
ただ、減らせる部分は、
多くの場合まだある。

例えば我が家では予防接種直前は
「接種予定部位を
本人が強めに握っておく」
(一応ちょっと痛みが減る(かも))
何か出来ることをやるという感覚で
精神的な緊張やノセボ分の
マイナス効果は減らせる。

その上で、我が子3人にも伝えているが、
「嫌と言ったら
やらなくて済む権利はない」。
これは子どもだからではなく、
大人にもない。

特に我が家で揉めるのは
注射嫌いの長男の予防接種だけど、
「受ける」ことは
決定済みで揺らさない。

希望した
親に恨み言を言う→OK
必要性のデータの提示→OK
帰りにご褒美→OK
親が診察中常に一緒にいる→OKの病院を探す
で、対応出来ることは当然する。

でも、
受けない→NG
で、決定事項として対応した。

自分はそう考えている。
だから、健診の選択制は賛成出来ない。
必要な子ほど溢れる仕組みになってしまい、
子どもの利益にならないし、
権利の尊重ではない。

例を挙げるなら、歯磨きが嫌な子には、
好きな味の歯磨き粉で、
痛くないような方法で、
必要性を説明するのが尊重であり、
「嫌ならしなくていいんだよ」は尊重ではない。

虐待で「見えるところにはしない」親が
いるのだから、
『年1回は親も子も選択出来ない形で
当然のものとして健診を受けて、
全身がチェックされる』ことで、
守れる命はあるんじゃないかと思うし、
経験の少ない自分ですらそう思うから
小児のベテランの先生たちは
健診の中止や選択制には賛成出来ないだろう。

 
 
 

 

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