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  無いはずなのに、本人にはある「攻撃」

外来で話をしていると、
「言われたことの意味が分からない・
自分に不利→自分への攻撃」
として受け取ってしまう人が一定数いる。

病院の規模によっては
HPに掲げていても
一部の科の医師が常時いるとは限らないし、
そもそも一定レベル以上の
処置の道具は置いていないなどもある。
なので、外来を受診しても
診断がつかない人、
診断がついても対応しきれない人が
一定数いる。
当然、そういう人には
正直に説明した上で、
他の大きな病院に
行ってもらわないといけない。
急ぎのレベルは病状により色々で
救急車で搬送になる人もいるが、
その日か次の日に
紹介状を持っていく人もいる。

更にその対応をする時でも、
病気が自分の科に関わる疾患で
周辺の病院の先生や力量を
薄っすら知っていることもあれば、
他の科で全く知らないこともある。

伝える内容としては
「対応出来ない(or診断がつかない)から、
他の病院に行ってくれ」
になるので、患者さんには嫌がられやすい。

ただ、実際の正直な現状であるし、
そもそもどれだけその病院で粘っても
出来ることがないので
納得してもらうしかなく、
大半の患者さんはすぐに切り替える。

しかし、極一部だが、
「納得出来ない」と言って
長時間ごねてしまう人がいる。
何故時間を浪費してしまうのか
不思議だったのだが、
色々話していると本人たちは
「バカにされた」「病院がサボっている」
と感じるよう。

これが大変で、バカにした人は
実際はいないのに、
『本人たちの被害は存在する』状態になる。
傷つきやすいというか、
存在しない刃で勝手に傷ついてしまう。

以前、ドラえもんの
メモリーローンの話を見て、
のび太の上手くいったことが
高価値なことに対して、
出木杉君の出来なかった・失敗したことが
高価値(今後の改善点が洗い出せるから)
も象徴的で
『強い人は耐えているのではなく、
そもそも傷つきにくい』と感じたが、
逆に『傷つきやすい人は、
実際にはどこにもないのに、
本人の脳内にはある悪意で
傷ついてしまう』。

療育などで『相手の気持ちを、
特に自分の行動を
嫌がっている可能性を考える練習』を、
普段からすることになる3人は、
傷つきやすくなるように、
存在しない刃をあると考えるように
思考を誘導してしまっている可能性を
考えている。
どう予防したらいいのだろうか?

 
 
 
 

 

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