コメントのお返事が追いつかなくてごめんなさい。

 

全て嬉しく読んでいます。

 

 

 

反響が大きかった記事や、

沢山の人に知ってほしい記事を

集めたワードプレスブログ。

 

  まず頑張りたいと思える環境を

3人は締め切りを守るのが大変だし、
提出物自体を無くしてしまって
出せないこともある。
学校の色々な方法が合わない部分もある。

けれど、共通しているのは、
元々の本人は好奇心も向上心も
あるということと、
それは『合わない環境で過ごし続ける』と
摩耗していってしまうということ。

だから、用意しないといけないのは、
「一般的な努力することが可能な環境
(衣食住が安定して供給され、
学ぶ資源が受け取れる)」のと並行して、
「学びたいという気持ちを
維持出来る環境
(本人の興味・関心を発揮できる)」
が必要になる。

前半はある程度、多くの人に
共通項があり整備しやすいが、
後半は千差万別だし、
感覚的には理解しにくいものも含む。
たとえば、単純な事実として、
字が読めない・計算が出来ない人は
人口の数%いる。
では、それを感覚で理解出来るか?
理解しづらい感覚を持った人が
興味・関心を維持する環境は
どんなものか想像出来るか?
となると、多くの人には難しい。

当事者達にも、
「自分と似た性質の人が
学ぶためのノウハウ・資源」
の供給は十分ではない。
「1例の成功」情報は多くあっても、
再現性が乏しい。

しかし、努力出来る環境の前に
努力したいと思える環境がないと、
一見どれだけ恵まれていても、
無力感から物事に手がつけられない人は
いるだろうなと思う。

3人の1番鬼門だったのは、
やはり小学校入学で、
・長時間
・色々なルールと予定の強制
・多人数での共同生活
で、かなり調子を崩してしまった
(次男はその最中)し、
『学ぶことそのものを嫌い拒否する』
状態になった時期もある。

親はそうなるだろうと薄々思い、
対策を模索したが共感はしてもらえず、
選択可能な策は殆どなかった。
発達障害や自閉スペクトラムと聞いて、
「じゃあ、勉強は嫌いだろうから
宿題免除して、
忘れ物は許したらいいんでしょ?」
みたいな支援者も教員も
稀だが確実にいて、
何か苦手があっても
『子どもが学びたいと
思い続けられるための環境整備』
は大人に意識してほしいと思う。

確実に現在でも、
大人が何も考えず強制しているルールで
勉強が嫌いになっている子どもは存在する。
我が子たちでいえば、
筆記用具の選択肢の少なさや、
「筆算の線は定規で引く」という
謎ルールがダメージが大きかった。

マナー・ルールの習得のための
練習は大事、
ただそれ以上に学ぶのが楽しいと
思い続けられる環境が
大事なことは、
家庭でも、学校でも、それ以外の場所でも、
本当に大事にしたい。

全ての子が学びたいと思える環境は、
画一的な制度・知識では無理で、
子ども達それぞれを観察し、
大人側が反応を見ながら
模索することでしか達成出来ない。




 
 
 

 

経由購入ありがとうございます