電車の事件が続いていて、
ふと思い出した「人命救助の思い出」。
20年近く前の学生時代の話です。
 
アルバイトで家庭教師をしていました。
 
無事に生徒が志望校に合格し、
その家のお父さんから、
焼き肉をおごってもらえて、
少しお酒も入っていた時。
 
家に帰る方向の電車に乗って待っていると、
ホームが騒がしくなりました。
 
「何だろう?」と思い、
騒ぎの場所に行ってみると、
線路にお爺さんが
落ちてしまっていました。
 
呼びかけても返事がありません。
頭が回らない中、ボーっとしていたら、
もう一人いた若い男性と目が合い、
頷かれました。
何??と思っていると、
その男性が線路に降りていくので、
ああ、一緒に降りて手伝えってことかと思い、
自分も線路に降りました。
 
 
そして、二人でお爺さんを引き上げ、
自分も上がった頃に、
駅員さんが到着しました。
その後、おじいさんは救急車で運ばれていきました。
 
面白い経験をしたなと思い、
その時付き合っていた彼女
=現妻はっはに、
「今日、線路に降りたんだ~」
という話をしました。
 
酔っ払いから「線路に降りた」と聞いて、
驚いているはっは。
「人命救助をしたんだよ」というのを伝えても、
表情は曇ったままです。
 
で、その後に聞かれた一言で
酔いが冷めました。
「線路に降りる前に、
次の電車が来ないか確認した?」
・・
・・・・
全く確認していませんでした。
 
思い返してみると、
警報はなっておらず、
多分、誰も緊急停止ボタンを押していませんでした。
だから、私たちが救助をし終わるくらいの
タイミングでしか
駅員が気付かなかったのだと思います。
 
10分おきに電車が来るホーム。
救助中に電車が来ていた可能性がありました。
どちらから、あとどれくらいの時間で、
電車が向かってくるかを、
もう一人の男性は
把握していたのかもしれませんが、
少なくとも私は全く知らないまま
線路に降りていました。
酔っぱらった状態で。
 
 
 
思い返してみて
子どもたちにも伝えていること。
 
 
慣れていない状況では、
必ず「自分の安全確認」が最優先
 
 
ということです。
 
パッと判断できる経験がなければ、
 
「職員さんを呼びに行く」でいいのです。
 
 
例え、助けが必要そうな人が、
目の前にいたとしても、
「まずは自分」でいいのです。
 
 
「カッコ悪い」と感じるかもしれませんが、
それをしないと、
助けないといけない人が
増えてしまうかもしれない。
 
安全確保が出来ている時点で
一般人としては満点です。
 
にっちは出来ていましたね。
大きな事件があった後、
「周囲の人が助けていれば…」
という意見が出ることがありますが、
 
たまたま、そこにいただけの一般人が
現実的に手を出せる状況って
中々ないです。
 

 

 

 

 

 

 

 

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