何人かのブロガーさんの紹介記事を読んで、

気になっていた本が、やっと読めました。

 

内容は、題名通りの、

主に小学校の算数の学習データから見た

「理系科目の得意・不得意の分析」でした。

 

どこで、どうつまずきやすいかを、

解説しています。

 

確かに、小学校の「算数」の理解度は、

中高の理系科目の成績を

大きく左右します。

 

 

良かった点



・学校の授業の限界について

 正直に書かれている

 

 知的な成長速度は、人それぞれです。

 学年別で、飛び級も留年もない、

 今の日本の学校。


 理解が平均より速い子も、遅い子も

 「つまらなく」感じやすい。


 特に、特定の単元でつまずくと、

 理解出来なくても進んでいくので、

 その後の成績への影響が大きいし、

 かつ、やり直せるしくみもない。


 学年ごとで内容を決める今の仕組み自体が

 無理がある。

 


・『理解』出来ていれば、

 聞かれ方に依らず

 満点が取れる

 

 聞かれ方に依って、

 出来る・出来ないが

 大きく変わる子がいます。


 何故かと言えば、

 「理解は出来ていないけれど、

 似たような問題でこう解いたから」

 というやり方丸暗記で、

 分かっていないのに解いているから。

 なので、70点付近の子の理解度が、

 「七割」とは限らない。

 

・夜ふかしして勉強は、

 利点が少ない

 夜、遅くまで勉強しても、

 昼の勉強ほど伸びないし、

 翌日に響くだけ。


・細切れ時間の勉強の方が続くし、

 合計では長時間出来る

 どうしても、勉強としての時間を

 確保してしまいがちですが、

 気が向いたら少しだけやる形式の方が、

 継続しやすい。


発達障害が直接関係ある訳では

ないですが、

勉強との向かい合い方には

参考になりました。