王妃様たちがいる部屋を後にした。そのときに尚宮もついてくる。
「ウンス」
「はい」
なんでしょう。先ほどの話です。ここでは人の目が沢山あるので夫婦の部屋に戻ることにした。
夫であるヨンはかたい顔をしたままでいた。
椅子に座らせてお茶を入れることにした。叔母さまとヨンに。まずはお茶を飲んでくださいと二人に差し出す。一口すすって湯呑をの器をことんとおいた。
「ウンス・・」
「はい」
「毒のことはいつ‥聞いたのだ?」
トギに話を聴いたことがありました。もともと私の体のことも知りたかったので。侍医にも脈をみていただきました。
「毒のせいでもありますが・・月の・・それも・・不安定のようでした」
そこまで聞いたヨンが顔を向ける。
「おい・・ふぬけ」
思う当たることがなかったのか。嫁と共に過ごしていて。
「あったが」
そういうことは男はうといのだ。
だから男はだめなのだ。二人で過ごすのもいい加減あらためろ。女中をやとえ。小言が飛んでくる。
「叔母様・・今はそこは・・おいておいてください」
大事なことなので話たのです。もし‥子ができなければ・・側室・妾を。
「いい・・そのことは気にするな」
「離縁もしない」
絶対にです。四年ですよ。俺は長い月日それだけを希望にして生きてきたんです。もしもなど考えないでください。跡継ぎのこもと今は考えないでください。
叔母さまは頷くと気にするなといった。
「ありがとうございます・・では次に移ります」
王妃様についてです。ストレスをためないこと。考えすぎないこと。体を動かすことが大事なのです。
一緒に頑張りましょうと言いたかったんです。と無理をしてウンスは笑った。
それについては私から話そう。疲れただろう。ゆっくりと休めと去っていく。扉が閉まった。
それと湯には一人で入りますと伝えたら嫌だと言われた。
「どうして?ここではそれが普通でしょう」
「我らには我らの決まりごとがあります」
うん?ヨンが力説をしだす。つまり?俺が一人で入ると水だけ浴びてすぐに出ますよ。
「共にはいればゆっくりします」
にやとヨンが笑った。それに協力はおしみませんという。頬をつつみこみちゅと唇にくちつけをしていった。