次の日のこと。デパートの会長の息子は記者になっていた。気になったのは携帯の事だ。ヨンがそこにいくと預かっていた携帯を見せられた。兄と弟がそこにいた。ここは兄の家だ。

「復元できますか?」

「誰の携帯だ?」

実は弟。キ・ハミョンがイナが渡されたといっていました。荷物から小さなパソコンを取り出す。すぐさま携帯とつなげる。

中身をコピーしていく。次に内容を見る。皆が画面に顔をよせてきた。

「近い」

嫌そうに顔をしかめた。すみませんと二人は距離を開けた。

 

13年前のことが書かれてある。よみながら説明していく。お前たちの父親を責任者にしたてあげる内容だな。この文面からして間違いなくソン記者とデパートの会長はつながっている。

 

恩ある議員を助けるために選挙が終わるまで世間の目を向けさせたんだ。

 

2人は怒りをこらえるために拳を握りしめた。

「これを告発するつもりか?」

「もちろん」

だがそうすれば告発したものはどうなると思う?

「どういうみですか?」

兄は気が付いていた。これをもってきた人物のことを。

「ハミョン・・お前は別の方法で証拠を集めるんだ」

その記者はもう記者ではいられなくなるぞと。その覚悟でこれをお前に持ってきたんだろう。

 

「俺はそのデパートへいき調べてみることにした」

「一人でですか?」

「ああ・・なにかわかれば教える」

俺はいくぞといいその家をあとにした。

 

ヨンはウンスに頼むことにした。これから買い物にいくからつきあってくれと。

「いいわ」

珍しい。あなたが買い物なんて。ウンスは大学が終るとヨンとデパートに向かった。

「ここって・・有名なデパートじゃないの」

「ああ・・好きなものを買っていい」

大学生のふりをしたヨンがウンスにいう。普通の姿をしていた。眠そうにあくびまでしている。

「化粧品が欲しかったの」

「化粧なんて・・する必要ないだろうに」

十分に綺麗だという。嬉しとウンスは花を咲かす。